歴史文化観光とその振興施策に関する基礎的研究(2014-2015)

概要

歴史文化観光とその振興施策に関する基礎的研究(2014-2015)
韮山の反射炉

歴史文化観光は大きなシェアを持つ旅行目的です。当財団の「旅行者動向2013」では、宿泊観光旅行における「行ってみたい旅行タイプ」として「歴史・文化観光」が17.4%の回答を集めていて、「温泉旅行」「自然観光」「グルメ」に次いで4位の座を占めています。地域差はありますが、歴史文化観光がもたらす地域経済効果のポテンシャルは大きいと考えられます。また、その振興を図ることは税収や入場料の活用等を通じて、歴史文化財・文化遺産の保全にも貢献するでしょう。

歴史文化観光の振興には、文化政策と観光政策の連携が重要です。そして、その体制を強化するためには、先ず歴史文化観光による地域経済や文化遺産保全への寄与と可能性について把握し、広く関係者に周知・共有を図ることが重要と考えています。同時に、地域で異なるマーケットの構造を踏まえた効果的な施策、推進体制、財源のあり方等について、総合的な調査・研究を進めていきます。

この研究・事業の分類

発注者 公益財団法人日本交通公社
実施年度 2014-2015年度