JTBFデータダッシュボード「旅行者インサイト」とは

公益財団法人日本交通公社は、旅行者の行動や意識に関する調査結果を、直感的に操作・閲覧できるダッシュボードとして公開します。国内外の旅行者を対象に長年実施してきた調査データをもとに、自由に条件を設定して閲覧・分析することが可能です。これにより、さまざまな旅行者層の傾向の把握や、施策の効果検証、仮説検討に役立つ実践的なツールとなっています。
自治体やDMO関係者、学生・研究者、民間事業者など、専門知識がなくてもすぐに使える設計で、観光戦略や地域施策に役立つ「使えるデータ」の活用を後押しします。
柔軟な視点でデータ探索できる、3つの分析モード
目的に応じて調査データをより実践的に活用するために、「時系列分析」「設問分析」「年比較分析」の3つの分析モードを用意しています。
- 時系列分析
- 設問分析
- 年比較分析
特定の属性や条件に基づき、旅行者の意識や行動の変化を時系列で把握できます。トレンドの把握や変化の傾向を視覚的に確認できます。
任意の条件を指定し、複数の設問項目を横断的に比較できます。特定の旅行者層の特徴や傾向を多角的に捉えるのに適しています。
同一設問における異なる年のデータを比較し、変化の有無や傾向を明確に把握できます。施策の評価や社会環境の影響分析に適しています。
ダッシュボードを使う

1. 日本人旅行実態調査
日本人の旅行について、目的や同行者、行き先、現地での行動などを把握することを目的に、四半期ごとに実施している調査です。「全体調査」と、実際に観光旅行を行った人を対象とする「トリップ調査」の2種類で構成されています。

2. 日本人旅行意識調査
年齢や性別、地域などの構成が国民全体に近いように設定された調査対象(パネル)に対し、旅行への考え方や意識を中長期的に把握する調査です。通常は年1回実施されていますが、コロナ禍では年2回に増やして行われました。

3. 訪日外国人意向調査
日本交通公社と日本政策投資銀行(DBJ)が共同で毎年実施している、インバウンド市場に関するインターネット調査です。アジア・欧米豪の12地域で海外旅行経験者を対象としており、自治体や企業がインバウンド施策を検討する際の基礎資料として広く活用されています。
使い方と代表的な活用例
初めての方でも安心してご利用いただけるよう、基本的な操作方法をまとめた「使い方ガイド」と、活用のイメージがつかめる「代表的な活用例」をご用意しました。目的に応じて、ぜひご参照ください。