日本におけるワーケーションに関する情報収集・整理を行った。成果の一部はロングステイ観光学会第 7 回年次大会シンポジウムでのパネルディスカッションで紹介した。また、日本・台湾それぞれの、働き方に関する意識やそれに伴う旅行行動の変化に関する比較に向けた検討を進めた。
概要

本研究は、東アジア(韓国・中国・台湾)各国・地域における働き方の多様化に伴う旅のスタイル変化の動向はほとんど整理・発信されておらず、また、こうした旅のスタイル変化に対応する観光地づくりをどのように進めていくべきかといった視点での研究・検討は少ないという背景のもと、まず昨年度、デスクリサーチや有識者ヒアリングを行い、東アジア(韓国・中国・台湾)の動向(背景となる働き方やコロナによる影響も含む)やそれに対する各国・地域での取組事例の収集・整理を行った。
今年度は、デスクリサーチや日本への旅行を取り扱う旅行会社等へのインタビュー調査等から、東アジア(韓国・中国・台湾)各国・地域の旅のスタイル変化の動向のアップデートを実施した。並行して、日本のワーケーション経験者の今後の実施意向等の把握や、地域における取組の整理分析等を行い、それら知見を併せて、一定程度のコロナ収束後の働き方の多様化に伴う旅のスタイル変化に対し、観光地に何が求められるのかの検討・提案を行った。
報告
この研究・事業の分類
分野 |
旅行者動向・観光統計
インバウンド
観光政策・観光地経営 観光マーケティング 観光と社会の潮流 ライフスタイル |
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エリア | 全国 |
自主/受託 | 自主 |
自主事業区分 | 自主研究 |
発注者 | 公益財団法人日本交通公社 |
プロジェクトメンバー | 守屋 邦彦 / 磯貝 友希 / 郭 玲玲 / 仲 七重 |
実施年度 | 2022年度 |