新型コロナウイルス感染症流行下の日本人旅行者の動向(その9)

2021.03.19

 公益財団法人日本交通公社 観光地域研究部 市場調査チームでは、 新型コロナウイルス感染症の流行が旅行市場におよぼした影響把握を目的に、定期的に実施している「JTBF旅行実態調査(第1四半期調査期間:2020年5月1~11日、第2四半期調査期間:2020年7月9~15日、第3四半期調査期間:2020年10月1~7日)」の調査内容を拡充し、分析を進めています。

 今般「新型コロナウイルス感染症流行下の日本人旅行者の動向(その9)」として、2020年1~9月期の国内旅行実施者を対象に、コロナ禍による旅行への影響、旅行における心理的状況・対策をとりまとめました。
 既に公表しているレポート(その2、その7)で分析対象とした1~3月期のデータ(5月調査)および4~6月期のデータ(7月調査)に、7~9月期のデータ(10月調査)を加えて、ここ9か月間の動向を整理していますので、ぜひご覧ください。

【今回の調査結果のポイント】

  • コロナ禍の影響で旅行予定に変更が生じた割合は、1月には1割弱でしたが、感染拡大とともに徐々に増加し、4月には3.5割となりました。その後、5月から7月にかけて徐々に減少したものの、8月以降も2割程度は変更が生じています。具体的には、「活動内容・訪問先」「泊数」「旅行先」「交通手段」「宿泊施設」など様々な変更が行われましたが、なかでも、「活動内容・訪問先」は、いずれの月においても多く変更されています。
  • 国内旅行実施にあたっての気持ちは、 1~2月は「新型コロナに対する不安は感じなかった」「今の状況では自分にあまりかかわりはない」が目立ちましたが、3月になるとそれらは上位ではあるものの割合は減少、4月以降は「心配しても仕方ない」が最も多くなりました。また、6月からは、「旅行先の観光地を応援したい」「値段が通常より安い」が急増しました。
  • 国内旅行実施中のコロナ対応策について「特に何もしていない」と答えた割合は、6月以降は2%未満にとどまり、ほぼすべての旅行でマスク着用、アルコール除菌、手洗い・うがい等の感染対策が行われていました。
※これまでのレポート(その1~その9)は、以下のリンクからご覧ください。
https://www.jtb.or.jp/research/theme/statistics/statistics-tourist/