自然観光地の管理運営のあり方に関する研究2020

概要

自然観光地の管理運営のあり方に関する研究2020

本研究初年度の2010年度に7ヶ所の国立公園において自然公園利用者意識調査(プレ調査)を実施、その結果をふまえ、2011年度に自然公園研究者や管理者を委員とした「自然公園の利用者意識に関する研究会」を立ち上げ、4ヶ所の国立公園において本調査を実施し、公園利用の効用や複数公園での同一調査の実施意義等についての検討を行った。翌2012年度、自然公園に関する研究成果を発表し情報共有できる「自然公園研究会」を設置し、以降継続して当財団が運営事務局を担うとともに、利用者モニタリングに関する研究、入山料に関する研究、協働型管理に関する研究に取り組んできた(「自然公園研究会」は、今年度は「観光地における持続可能性指標の導入に関する実践的研究2020」内にて継続実施)。2020年度も、公園利用に関する研究の牽引役として継続して公園利用に関する研究を実施し、その成果を発表することを通じ、研究成果の社会への還元や普及を図っていく。

報告

ローカルルールやガイド制度の実情把握と分析結果を基に持続可能な観光のための地域資源管理の研究に取り組んだ。さらに全市区町村を対象とした「自然ガイド・案内人の活動の実態と関連諸制度に関するアンケート調査」、一般消費者を対象とした「ガイドツアーの参加経験・参加意向に関するアンケート調査」を実施した。

成果物

  • 仲七重・寺崎竜雄・岡本亮介「小笠原諸島におけるガイドツアーへの参加と満足度の実態」第132回日本森林学会大会(2021)
  • 寺崎竜雄「沖縄振興特別措置法に基づく保全利用協定の有効性と課題」ランドスケープ研究(オンライン論文集)14巻(2021)

この研究・事業の分類

分野 観光政策・観光地経営 利用者管理
観光資源 観光資源の保全と活用
エリア 全国
観光地タイプ 自然観光地
自主/受託 自主
自主事業区分 自主研究
発注者 公益財団法人日本交通公社
プロジェクトメンバー 五木田 玲子 / 磯貝 友希 / 寺崎 竜雄 / 仲 七重
実施年度 2020年度