スキーリゾートの国際化に関する研究2020

概要

スキーリゾートの国際化に関する研究2020

スキーリゾート研究会は2020年度で2年目となる研究会で、スキー場やDMOなどの法人会員及び個人会員を構成員としている。日本のスキー場に対する関心は世界的に高まっており、その魅力を象徴的に示すキーワード「Japow」の検索ボリュームは毎年高まるなど、競争力を高めてきていた。また、こうした動きは2022年に予定されている北京五輪に向けて更に強まっていくことが予想されていた。本研究会は、日本のスキー場を「Japow」を核にブランディングを行い、国際的な競争力を有したスキーリゾートとしていくことを目指し、その実践に向けた研究活動を行なっていくことを目的として、北京五輪が開催される2022年までの開催を予定していた。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大によって状況が大きく変化したことを受けて、本研究会では、急遽、スキー場として新型コロナウイルス感染症について実施すべき対策を疫学専門家のアドバイスを受けながら議論し、賛同する団体及び実際に対策を実施するスキー場にてコロナ対策を展開することを目的の主眼と置くことにした。

報告

2020年度は、スキー場がコロナ禍に実施すべき対策を疫学専門家のアドバイスを受けながら議論してきた。議論を基にチェックリストの形でまとめた感染症対策は、同研究会のウェブサイト上で公表し、賛同する団体及び実際に対策を実施するスキー場にてコロナ対策を展開した。また、1月に一部の都道府県に緊急事態宣言が発出されたことを受けて、スキーシーズン中に、コロナ禍における実施傾向・実施意欲に関する緊急市場調査を行い、その結果を会員に情報提供した。

成果物

この研究・事業の分類

分野 観光政策・観光地経営 観光マーケティング 危機管理
観光経済 観光産業
観光と社会の潮流 復興
エリア 全国
観光地タイプ リゾート
自主/受託 自主
自主事業区分 自主研究
発注者 公益財団法人日本交通公社
プロジェクトメンバー 山田 雄一 / 工藤 亜稀 / 守屋 邦彦 / 小坂 典子 / 池知 貴大
実施年度 2020年度