責任ある観光は、観光に関わる主体の“価値判断”にまで踏み込む行為と捉え、各地域の観光に対する価値観の具体的な内容及びその発信方法について、文献資料調査及びヒアリング調査等を実施した(近江八幡、長湯温泉等)。調査結果はヒアリング記録としてとりまとめるとともに、査読付き論文執筆としてのとりまとめ準備をした。
また、対象地域を居住地域から非居住地域である自然地域にも拡げ、両地域について研究内容をコラムとして執筆した(居住地域:「観光都市ではない」(1961)の真意、非居住地域:山岳利用における「責任ある観光」)。
また、2020 年度の自主研究の成果としてとりまとめ、出版した書籍『ポスト・オーバーツーリズム 界隈を再生する観光戦略』(共著)が日本観光研究学会の学会賞(観光著作賞(一般))を受賞した。