責任ある観光(Responsible Tourism)に関する研究2021

概要

責任ある観光(Responsible Tourism)に関する研究2021

本研究が扱う「責任ある観光」は、観光に関わる主体の“価値判断”にまで踏み込む観光倫理研究である。より良い観光への変革には、消費者である観光客個々人の価値観の変化や行動変容が重要であるという認識を前提にしつつ、各地域での観光客の行動基準を考える根拠の一つとなる、地域の観光に対する価値観(思想、考え、哲学等)の具体的な内容及びその背景、そして、観光に関わる各主体への伝え方も含めた実践活動の状況を把握し、地域での観光倫理、責任ある観光の考え方、確立の方法への示唆を得る。地域の価値観はそれぞれ異なるため、まずは個別地域事例を分析した上で、最終的に地域での責任ある観光、倫理的な観光について、共通する考えやフレーム等を提示する。

報告

各地域の観光に対する価値観の具体的な内容及びその背景について、文献資料調査及びヒアリング調査の結果を整理した。さらに、SDGs時代において企業の社会的責任や存在意義(パーパス)の視点から再注目されつつある近江商人、三方よしの地・近江八幡等を対象に、論文やコラム等の執筆を行った。

他年度の研究・事業

責任ある観光(Responsible Tourism)に関する研究2020

責任ある観光(Responsible Tourism)に関する研究2020

世界的規模で旅行者が急増する中、「オーバーツーリズム」「観光公害」が社会問題とされる中、京都市をはじめ、世界の都市で対応策が講じられてきた。そうした中で、より問われるようになってきているのが、旅行者や事業者等の“倫理”や・・・

この研究・事業の分類

分野 観光政策・観光地経営 観光政策 観光計画・監理 利用者管理
観光と社会の潮流 地域社会・住民 持続可能な観光
エリア 全国
自主/受託 自主
自主事業区分 自主研究
発注者 公益財団法人日本交通公社
プロジェクトメンバー 後藤 健太郎
実施年度 2021年度