これからの観光地のあり方に関する研究2022

概要

これからの観光地のあり方に関する研究2022

「Z世代」あるいは「ミレニアル世代」(以下、「Z・ミレニアル世代」)はポストコロナの旅行市場を牽引することが期待される世代でもあるが、それら若年層世代に特有の価値観やライフスタイル(2021年度研究からは、車離れ、アクティビティの経験が十分でないこと、環境問題や多様性への関心といったものが想定される)、あるいは彼ら彼女らが求める経験価値に対応して、観光地のあり方を適宜変容させていくことは、選好される観光地としての競争力を獲得する観光地マネジメントの視点からも重要である。

上記を踏まえ、ポストコロナの旅行市場を牽引すると期待される「Z・ミレニアル世代」の価値観やライフスタイル、求める経験価値に対応する観光地のあり方を検討するため、下記を実施した。

①「Z世代」「ミレニアル世代」という世代区分の我が国の観光分野における適用の妥当性の検証
②若年層世代の意識や動向に対応した観光地のあり方の明確化(要件化)

報告

ポストコロナの旅行市場を牽引することが期待される若年層世代の価値観に対応する観光地のあり方を検討するため、我が国の経済動向や教育制度等の社会的な変化を加味した年齢区分に関する基礎情報の収集・整理を行った。また、若年層世代の旅行・観光に対する意識や意向に対する価値観やライフスタイル、経済要因や過去の旅行経験といった項目の影響を評価するための手法について検討を行った。

他年度の研究・事業

サービス経済社会における観光地のあり方に関する研究2021

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「Z世代」「ミレニアル世代」はこれからの旅行市場を牽引することが期待される世代でもあるわけだが、その次世代に特有の情報技術等に対する「価値観」や「ライフスタイル」あるいは、それを背景とした「経験価値」に対応して、観光地の・・・

多様性を持つ新たなツーリズムのあり方についての研究2021

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近年、海外ではSDGsの「誰一人取り残さない」という理念に対応して、あらゆる人々が旅行に参加できるようにすることを目的とした「インクルーシブツーリズム」について研究が進められており、旅行・観光分野においても多様性の尊重が・・・

この研究・事業の分類

分野 旅行者動向・観光統計 日本人の国内旅行
観光政策・観光地経営 観光政策 観光マーケティング
観光と社会の潮流 ライフスタイル
エリア 全国
自主/受託 自主
自主事業区分 自主研究
発注者 公益財団法人日本交通公社
プロジェクトメンバー 菅野 正洋 / 柿島 あかね
実施年度 2022年度