- 外部サイト「温泉まちづくり研究会」
概要
本研究会は、2008年度の設立以降、熱意ある温泉地が共同し、共通する温泉地の活性化に資する課題について、解決の方向性を探り、実践・検証することを目的に活動を行っている。2021年度は第5ステージの最終年度として、豊岡市、野沢温泉の取組を学んだ他、コロナ禍における各温泉地の取組を共有・議論し、「由布院宣言2021」として発表した。これは①誇りをもってお客様を迎える温泉まちづくり、②住民が愛着と誇りを持てる温泉まちづくり、③持続可能な温泉まちづくりとして、ポストコロナ社会と変化に対応する温泉まちづくりの共通する指針を示したものである。
これからの研究会は、「由布院宣言2021」を指針としながら、ポストコロナの社会変化への対応に向け再スタートを切る必要がある。そこで、2022年度からの3か年を、ポストコロナ社会において世界から選ばれ続ける温泉地として特に重要な「環境」をテーマとして、会員温泉地や国内の制度・事例とともに、欧州の「住民」と「中小企業」を重視したサスティナブル・ツーリズムの取組に着目し、温泉地・宿泊施設が取組むべき環境対策やその見える化・発信方法について、会員温泉地の取組や国内・海外事例等を研究する。将来的には研究会やJTBFのHPを活用した会員温泉地の実践的な取組を社会・住民・内外観光客に効果的に発信する手法等を検討する。