観光まちづくりに取り組む全国 7 つの温泉地を会員として、2022 年度は「環境に配慮した温泉まちづくり」をテーマに、第 1 回研究会は各温泉地の環境に関する現在の取り組みを共有した。第 2 回研究会は 9 月下旬に実施した欧州(デンマーク、ドイツ)視察報告を中心に開催した。第 3 回研究会は「黒川温泉ビジョン 2030」を基にした環境に優しい取組み、さらにそれを通した地域経済循環、人財確保、ブランディング等の取組をテーマに黒川温泉にて開催した。
概要
本研究会は、2008年度の設立以降、熱意ある温泉地が共同し、共通する温泉地の活性化に資する課題について、解決の方向性を探り、実践・検証することを目的に活動を行った。
2022年度は、ポストコロナの社会変化への対応に向け、ポストコロナ社会において世界から選ばれ続ける温泉地として特に重要な「環境」をテーマとして、会員温泉地や国内の制度・事例とともに、欧州の「住民」と「中小企業」を重視したサスティナブル・ツーリズムの取組に着目し、温泉地・宿泊施設が取組むべき環境対策やその見える化・発信方法について、会員温泉地の取組や国内・海外事例等を研究した。