機関誌「観光文化」

東日本大震災から10年~被災地の観光復興の今、伝えたい想い~(観光文化 249号)

東日本大震災から10年~被災地の観光復興の今、伝えたい想い~(観光文化 249号) 全文無料公開中

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当財団は、この10年間、東日本大震災の発生直後より直接・間接的に被災地に関わり続けてきた。

震災から5年の節目には、「観光文化229号(2016年4月号)」において、復興の現場で活動する方々の声を通して観光の意義と可能性の考察を試みた。

それからさらに5年が経ち、この間、観光のトレンドも大きく変化するなかで、被災地はどのように観光に向き合い、観光復興に取り組んできたのだろうか。

今号では、東日本大震災から10年の節目に、現場の声にあらためて耳を傾け、震災からの復旧・復興における観光や交流の実情、観光振興が果たした役割の概括を試みた。

発行年月
2021年05月発行
判型・ページ数
A4判 100ページ
価格
定価1,100円(本体1,000円 + 税)

※本書は当サイトでの販売は行っておりません。

掲載内容

表紙・巻頭言

表紙
巻頭言東北観光の躍進に期待する~「TOHOKU」ブランドを磨き発信する時~ 舩山 龍二

特集 東日本大震災から10年~被災地の観光復興の今、伝えたい想い~

特集1震災後10年間の東北における観光復興の取組とコロナ後の観光振興の方向性 亀山 秀一
特集2国立公園から臨む震災復興~環境省グリーン復興プロジェクトの10年~ 櫻庭 佑輔
   2-1 コラム みちのく潮風トレイル 相澤 久美
   2-2 コラム 浦戸諸島 遠藤 勝
特集3東日本大震災から10年の記録、将来展望 紺野 純一
特集4宮城県 2011-2021
   4-1 女川町「民間主導の公民連携」による復幸まちづくり 寺崎竜雄
   4-1-1 みんな、同じ方向性が見えていた 阿部 喜英
   4-1-2 こうすれば良かったという後悔はない 青山貴博
   4-1-3 人がつながっていくことで、活力が生み出されていった 新田 太
   4-1-4 次の世代に、渡してやりたい町ができた 遠藤琢磨
   4-1-5 復興は終わり、次の局面を迎えた 磯部哲也
   4-2 石巻の10年「10年経ち、責任が重くなったような気がします」 齋藤 敏子
   4-3 南三陸町の10年「観光まちづくりはこれからも続く」 宮川 舞、及川 和人
   4-4 唐桑町の10年「観光を通じて地域の人が自信を持った。
     それが一番嬉しい」
三上 忠文、三浦 正和、熊谷 羊
特集5福島県 2011-2021
   5-1 面白い、楽しいが、原動力!~相馬市松川浦の取り組み~ 井島 順子、久田 浩之
   5-1-1 コラム「みんな前向きに頑張ってるよー」 管野 貴拓、菊地 基文
   5-2 震災であらためて気づいた温泉地、旅館の可能性
     ~いわき湯本温泉 古滝屋の挑戦~
里見 喜生
   5-2-1 コラム「みんな前向きに生きているよ!」 小井戸 英典
   5-3 高校生が伝える ふくしま食べる通信
     ~ふるさと福島を、自分の言葉で自信を持って語る高校生たち~
椎根 里奈、伊藤 英聖、熊谷 惇乃
特集6岩手県 2011-2021
   6-1 東日本大震災、三陸鉄道の10年~中村社長インタビュー~ 中村 一郎
   6-2 宮古市の観光復興~観光は基幹産業、観光で地域の元気を発信!~ 松浦 宏隆
   6-3 宝来館の10年「女将のお話の時間」から「女将との対話の時間」へ 岩崎 昭子
   6-4 たのはたネットワークの10年
     「人と人が出会う場を作ることが僕の仕事です」
楠田 拓郎
   6-5 東日本大震災から10年、震災復興から学んだ教訓、
     被災地が得たものとは
広田 純一
視座「新しい出会い・心を寄せる」観光の時代へ 寺崎 竜雄

活動報告

第20回たびとしょcafe 地域・社会が一体で取り組む歴史的建築物の活用 伊藤 清花

[連載] わたしの一冊

第21回『自分たちで生命を守った村』菊地武雄著 溝尾 良隆

[連載] 観光を学ぶということ ゼミを通して見る大学の今

第10回 石巻専修大学 丸岡ゼミ 丸岡 泰

お知らせ

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