コラム

研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。

コラム 2007年

今年1年を振り返って [コラムvol.13]

今年1年を振り返って [コラムvol.13]

■今回のテーマ 今年1年の観光の動きを概観し、観光立国基本計画の策定により大きく前進しつつある観光統計の整備に期待するとともに、これからの統計の整備について考えてみます。 ■需要動向  2007年は3月に能登沖地震、7月・・・

これからのスタンダード『宿泊旅行統計』を読む [コラムvol.11]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

これからのスタンダード『宿泊旅行統計』を読む [コラムvol.11]

理事(観光政策研究担当)/博士(観光科学) 塩谷 英生

■今回のテーマ  今日は観光統計の話をします。国土交通省が今年度からスタートした「宿泊旅行統計」をどう活用するかについてです。まだスタートして間もない新しい統計ですが、欧州等では宿泊統計は最も基礎的な観光統計として既に定・・・

なぜこんなにナーバス?日本人海外旅行マーケット [コラムvol.10]

なぜこんなにナーバス?日本人海外旅行マーケット [コラムvol.10]

要旨  昨今、食品や工業製品の安全の問題に呼応するかのように中国への旅行者数が減少しはじめていますが、なぜ、わが国の旅行マーケットはこうしたナーバスな反応をするのでしょうか。その根底には社会全体のリスクに対する硬直的な態・・・

脳で味わう“美味しい!”を考えよう-価値は部分ではなく全体にある [コラムvol.9]

脳で味わう“美味しい!”を考えよう-価値は部分ではなく全体にある [コラムvol.9]

要旨  旅行の動機や目的として、食事への興味・関心は非常に高くなっています。豪華さやこだわり。地産地消、特産品開発など、確かに個々には様々な工夫がこらされてきました。しかし「旅の食事」をもっと印象深いものにするためには、・・・

旅先での居心地の良さとは [コラムvol.8]

旅先での居心地の良さとは [コラムvol.8]

要旨  宿泊施設の客室は旅の疲れを癒す場であると同時に旅の余韻に浸る場所でもあります。そこでは外界の観光体験との連続性が求められています。この意味では客室の窓辺からどんな情景を見せるかは客室の重要な要素であると同時に、室・・・

『海の暮らし風景』を大切にする村づくりに思う [コラムvol.7]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

『海の暮らし風景』を大切にする村づくりに思う [コラムvol.7]

観光文化振興部 旅の図書館副館長/主任研究員 大隅 一志

要旨  抗しがたいライフスタイルの現代化の流れの中で、かつての美しい農山漁村風景は、次第に失われつつあります。岩手県三陸沿岸の小村・田野畑村の番屋景観保全への取り組みは、住民自らが農山漁村本来の魅力に気づき行動することの・・・

京都の町家に泊まる-多様な宿泊施設への期待 [コラムvol.6]

京都の町家に泊まる-多様な宿泊施設への期待 [コラムvol.6]

要旨  既存の旅館やホテルだけではない多様な宿泊・滞在施設の存在は旅の魅力の一つです。特に地域の歴史や伝統に培われた民家や学校、文化施設などを宿泊施設としてコンバージョンすることは、既存ストックの有効活用にも繋がります。・・・

観光振興と地域経済の活性化 [コラムvol.5]

観光振興と地域経済の活性化 [コラムvol.5]

観光振興と地域経済の活性化  観光振興は、地域経済活性化の有効な戦略として全国各地でその取り組みが進められる中で、観光旅行志向の変化や観光客のニーズの多様化に対応した様々なサービスビジネスの発見と育成に、そのカギがありま・・・

私を旅へ誘うもの~旅立ちのスイッチ [コラムvol.4]

私を旅へ誘うもの~旅立ちのスイッチ [コラムvol.4]

要旨 人を旅へと誘うものには、その人の趣味の世界や一緒に旅に出る人の存在、旅先で交流する人との温かいつながりがあるでしょう。観光・旅行業界全体として、心豊かな「将来の旅人」育ても大事な視点です。 旅に出るきっかけ  今年・・・

新しいタイプの鉄道車両の開発と観光利用 [コラムvol.3]

新しいタイプの鉄道車両の開発と観光利用 [コラムvol.3]

要旨 ここ数年、新しいタイプの鉄道車両の開発が進められ、一部は実用化されている。鉄道はそれ自体が観光資源の一つとなり得るし、鉄道利用者が増加することにより、観光地にも一定のプラス効果が期待できる。鉄道を観光地づくりに活用・・・

観光地でお金を使ってもらうということ [コラムvol.2]

観光地でお金を使ってもらうということ [コラムvol.2]

要旨 「観光地の活性化」は、観光客数だけでなく、「消費額」の視点からも考える必要があります。日帰り客よりも宿泊客の方が消費額が多いことから、観光地が増やすべきは「宿泊客」。ただし、日帰り型観光地でも、飲食や物販で、少しで・・・

二つの音楽祭から観光需要を考える [コラムvol.1]

二つの音楽祭から観光需要を考える [コラムvol.1]

要旨  最近出掛けた二つの音楽祭は、タイプが全く異なるものの、普段クラシックには縁遠い消費者を如何に引き込むか、そして子供の頃から一流の音楽に親しむことの大切さ、音楽教育の重要性を改めて考えさせてくれた。このことは、低迷・・・