研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。
理事/観光研究部長/沖縄事務所長/博士(社会工学) 山田 雄一
観光立国への取り組み 我が国は、戦後、3回、国策として観光振興に取り組んできている。 1回目は、高度成長期、レジャーブームと呼ばれた時。2回目は、バブル経済期、リゾートブームと呼ばれた時。そして、現在の観光立国である。た・・・
観光研究部(市場調査領域)上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子
はじめに 2年前のコラム( 2023年6月公開「コロナ禍を経た日本人の国内旅行市場のいま」)において、2022年のデータをもとに、市場回復の鍵が旅行頻度にある可能性を指摘しました。当時はまだコロナ禍からの回復途上にあり、・・・
観光研究部 研究員/修士(農学) 工藤 亜稀
私は現在、研究部の業務に加え、当財団が運営をする「旅の図書館」での業務も兼務しています。このコラムでは、旅の図書館の特徴とその活用方法について、研究員の立場から改めてご紹介したいと思います。 旅の図書館の概要と利用者層 ・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)/修士(工学) 菅野 正洋
戦前の観光学の古典に、現代のDMOの姿を見た 100年近く前のヨーロッパで書かれた観光学の学術書に、現代日本の観光地が直面する政策や課題が記されていたとしたら、驚かれるでしょうか。 筆者は、従来からの観光の調査研究を行う・・・
観光研究部 副主任研究員/修士(社会工学) 川村 竜之介
国内宿泊旅行市場は高齢者を中心に二極化が進行 国内宿泊旅行市場は「旅行をしない人」が増える一方、「旅行をする人」はますますたくさん旅行をするようになる「二極化」が進行しています。 【図1】 国内宿泊旅行(観光・レクリエー・・・
観光研究部 上席主任研究員/旅の図書館長/修士(観光学) 柿島 あかね
高付加価値旅行者が追求する「本物の体験」 世界的に「高付加価値旅行者」が注目を集めており、その動きは日本も例外ではない。我が国では「着地消費100万円以上」という定量的な条件に加え、旅行を通じて得られる知的満足や自己実現・・・
観光研究部 主任研究員/修士(工学)、経営学修士(専門職)/ MBA 蛯澤 俊典
観光業、とりわけ宿泊業は、人手不足や人件費高騰という構造的課題に直面しており、サービス品質の維持と生産性向上を同時に実現することが急務となっている。こうした中、製造業で培われた「トヨタ生産方式(TPS)」をホテル運営へ応・・・
観光研究部 副主任研究員/修士(観光科学) 江﨑 貴昭
近年、国内のリゾート地で「住宅が手に入らない」という声が聞こえてきている。その背景には、観光需要の拡大と不動産市場の加熱がある。ニセコや白馬といった人気のリゾート地では、富裕層や外国人投資家による別荘購入、短期民泊向けの・・・
観光研究部 研究員/修士(国際協力学) 岩野 温子
はじめに 日本が直面する人口減少と高齢化は、特に離島において急速に進み、その持続可能性は喫緊の課題となっています。集落機能の低下、担い手不足、医療・福祉サービスの脆弱化など、地域社会の維持は困難さを増し、交通手段の制約や・・・
観光研究部 研究員/修士(工学) 山本 奏音
はじめに 2024年7月、道後温泉本館は保存修理工事を経て約5年半ぶりに全館営業を再開した。保存修理工事中の宿泊者数を見ると、コロナの影響はあったものの工事自体の影響は最小限に抑えることができたと言える。そして工事が終了・・・
一般社団法人 広島県観光連盟 総務部 職員 (出向中)/修士(工学) 牧野 博明
歴史文化・文化芸術への注目 観光といえば、かつては自然および社寺仏閣などの名所・旧跡などを見て回り、宿泊施設や温泉、地域の食を楽しむという周遊観光、スノースポーツやマリンスポーツ、登山などを楽しむアクティビティが中心でし・・・
京都事務所長/観光研究部 主任研究員/修士(環境科学) 福永 香織
2025年3月まで京都市内に住んでいたが、市外の方からは挨拶がわりに「京都は混んでいて大変だね」と言われる機会が多かった。繁忙期に混雑している一部エリアの様子ばかりがメディアに映し出されるため、そのような印象を持たれるよ・・・
北米スキーリゾートから学ぶ「将来市場」を育てる設計 2025年2月下旬から3月上旬にかけて、北米・コロラド州のスキーリゾートを訪れました。2回目の訪問となった今回は、前回とは異なる視点で多くの気づきを得ることができました・・・
観光研究部 上席主任研究員/修⼠(⼯学) 中島 泰
タロイモ畑のほとりで 2025年1月、自身にとって7度目のハワイ訪問の機会を得た。 今回、ハワイで進められている「マラマ・ハワイ(Mālama Hawai’i)」の取り組みをテーマに、ハワイ州観光局(HTA)・・・
観光研究部 主任研究員/修士(工学) 後藤 健太郎
住民の暮らしや環境と観光利用との調和が問われ、誘導と規制を効果的に組み合わせて対策を検討することが求められる場面が多くなっている。そのような現代だからこそ、市場や顧客に正面から向き合い、ニーズに応える具体的なアクションが・・・
沖縄事務所副所長 観光研究部 主任研究員/修士(国際観光学) 後藤 伸一
私は、いつ筆を使ったのか? 最近、ペンを使わなくなってきました。普段使いで筆をまったく使いません。多くの方が私と同様に、パソコンやスマホを使うようになり、文字を書くことが減ったのではないでしょうか。文字を書き残すために発・・・
宿泊税議論 再び 私が年末年始の本コラムを担当するようになったのは2019年の年始コラムからである。 振り返れば、2019年という年は、新型コロナのパンデミック前の1年間であり、観光に関わる様々な事象が「過去最高」と言わ・・・