研究員紹介・コラム

後藤 健太郎

観光の量と質への意識-まちづくりと観光事業⑮ [コラムvol.495]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

観光の量と質への意識-まちづくりと観光事業⑮ [コラムvol.495]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

今回のコラムでは「観光の量と質」について、まちづくりの視点からコロナ前も含めて回視しつつ、今後の観光のあり方に関する幾つかの視点を提示しておきたい。 「観光の量と質」に関しては、一般的に、観光客の数を量として、観光客の満・・・

「観光都市ではない」(1961)の真意-まちづくりと観光事業⑭ [コラムvol.477]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

「観光都市ではない」(1961)の真意-まちづくりと観光事業⑭ [コラムvol.477]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

インバウンドも視野に入れた観光需要の回復に期待が寄せられる中、オーバーツーリズム再燃を懸念する声が時折り聞かれる。新型コロナウイルス感染症の影響により問題現象は収まりを見せたものの、オーバーツーリズムのすべてが自助努力に・・・

品格ある観光、節度ある観光、責任ある観光-まちづくりと観光事業⑬ [コラムvol.457]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

品格ある観光、節度ある観光、責任ある観光-まちづくりと観光事業⑬ [コラムvol.457]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

発出されていた緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が9月30日をもって全都道府県で解除された。新型コロナにより大きな打撃を受けた観光業界や観光地では、観光再開に向けた期待が高まる中、観光活動が本格化する前に備え考えておく・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑫-本来の価値と本当に大切なもの [コラムvol.440]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑫-本来の価値と本当に大切なもの [コラムvol.440]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 新型コロナ感染症の影響が続いたこの一年。急激な環境変化の中で、いかに観光産業の存続を図るか。ニューノーマルな時代の観光を模索し、各地で新たなカタチが具体的に提案された一年でもあった。それは、単に今一時を凌ぐということに・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑪-‟本命の観光客”は誰か-[Vol.420]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑪-‟本命の観光客”は誰か-[Vol.420]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 新型コロナウイルス感染症による世界的規模での急激な変化を誰が予想できただろうか。昨年度は、国際観光旅行市場の予測を超える成長とオーバーツーリズム(過剰観光)が世界的な話題になっていたが、その対応方策を国内外で共有し、検・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑩-「家族の平和な暮らし」- [コラムvol.397]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流
  • その他

まちづくりと観光事業の間にある壁⑩-「家族の平和な暮らし」- [コラムvol.397]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 生活と観光、と安易に観光と対置して語られてしまう「生活」に今一度焦点を当てて話をしてみたい。というのは、生活と観光と並べて話すと、「生活」をどのように捉えているのか、どのような「生活」を想い描いているのか、がぼやけてし・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑨ 対処療法型の観光振興で本当に良いか?[コラムvol.376]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑨ 対処療法型の観光振興で本当に良いか?[コラムvol.376]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 コラムでは、時事的な話題を扱うというよりは、地域のまちづくりや観光振興にこれまで携わってきた経験や体験などを通して、少し長い目で見たときに大切なことは何か、私自身が得た気づきなどを伝えたいと思っている。どちらかというと・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑧-「“人”へのまなざし」[コラムvol.358]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑧-「“人”へのまなざし」[コラムvol.358]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 数年前、ある地域でこんな質問を受けたことがあります。  「後藤さん、何か参考になる地域の取り組みはありますか。」  前後の話の流れはここでは書き切れません。また、質問がこのような内容であったかは、正確には覚えていないで・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑦ -「観光は双方向である」 [コラムvol.339]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑦ -「観光は双方向である」 [コラムvol.339]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 我が国の将来を考えた時、地域における観光が様々な意味で重要であるのは、多くの人が納得するところかと思います。地域住民が足元にある資源を磨いて観光振興に活かしていく。また、地域経済の活性化の視点から、外からの観光客の来訪・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑥ [コラムvol.316]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑥ [コラムvol.316]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 「例えば京都市と比べると全部負ける」1)  今回は川端五兵衛氏のこの言葉を“入り口”の一つとしたいと思います。  川端五兵衛氏は、滋賀県近江八幡市の市長を1998~2006年まで務めた方で、1970年代に始まる八幡堀の・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑤ [コラムvol.296]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑤ [コラムvol.296]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 定着したと思える用語「観光まちづくり」を敢えて分けるのは、もう一度その間にある違いや観光まちづくりに取り組んできた各地域の現状と課題を踏まえて、今後の取り組みに向けた要点を整理することが重要だと考えるからです。  この・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁④ [コラムvol.272]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

まちづくりと観光事業の間にある壁④ [コラムvol.272]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムでは“公平・平等”、これを扱うこととしたいと思います。  「観光」をまちづくりの一手段として取り入れ、地域一体となって住民自らが「観光」に取り組むことで、地域社会には様々な効果が見られるようになりました。観・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムで最もお伝えしたいこと。  それは、観光を通じて地域の存続を図るのであれば、  「市場の先にある地域を見据えよ」  ということです。  観光に取り組む地域がこの10年で大幅に増えましたが、地域の置かれた状況・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁② [コラムvol.227]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁② [コラムvol.227]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 さて、今回のテーマは「“住民が担い手となる観光”の地域における位置づけと事業面での配慮」です。住民が観光の担い手としてガイド役をつとめ、直接観光客に接し交流する。そうした観光がここ10年の間で大きく全国に広がりました。・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁① [コラムvol.205]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁① [コラムvol.205]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

■はじめに-観光への期待と観光まちづくり-  地域活性化の手段として観光に対する期待は飛躍的に高まっています。特に、この10年「観光まちづくり」という言葉を目にする機会は格段に増えました。従来の「観光は観光事業者のもの」・・・