研究員紹介・コラム

旅行者動向

国内旅行市場の国際比較 [コラムvol.505]
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国内旅行市場の国際比較 [コラムvol.505]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」によると、2023年の訪日外客数(推計値)は2,500万人を超え、コロナ禍前2019年の8割程度まで回復しました。2023年10月以降は、2019年同月を上回る、若しくはほぼ同程度・・・

コロナ禍前後で比較した訪日中国人観光客の旅行形態と消費動向の変化 [コラムvol.504]
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コロナ禍前後で比較した訪日中国人観光客の旅行形態と消費動向の変化 [コラムvol.504]

観光研究部 研究員 工藤 亜稀

はじめに このコラムを執筆している2月中旬は、中華系の国々では春節(旧正月)の連休ということもあり、都内の街中や電車の中でも中華系外国人観光客の姿が目立ちます。メディア等でも、彼らの動向に着目した記事や報道を多く目にしま・・・

観光が「輝く」社会をめざして [コラムvol.502]
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観光が「輝く」社会をめざして [コラムvol.502]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

2024年となりました。 元旦、能登半島で最大震度7の地震。翌日には、羽田空港で大きな事故が発生。新年早々、心を痛める出来事が続いています。 観光は2020年春から約3年、コロナ禍、パンデミックに翻弄されてきましたが、2・・・

旅行者がサステナブル・ツーリズムに取り組むモチベーションをどう高めるか? [コラムvol.500]
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旅行者がサステナブル・ツーリズムに取り組むモチベーションをどう高めるか? [コラムvol.500]

サステナブル・ツーリズムという概念は近年、世界的な広がりをみせています。国連世界観光機関(UNWTO)は、サステナブル・ツーリズムを「訪問客、産業、環境、受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の環境、社会文化、経済へ・・・

コロナ禍を経た日本人の国内旅行市場のいま [コラムvol.494]
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コロナ禍を経た日本人の国内旅行市場のいま [コラムvol.494]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行から1ヶ月強が経過しました。この5類移行により、今年の夏休みは海外旅行においても本格的に再起動することが見込まれますが(※)、国内市場については一足先に再起動がはじまっています。今・・・

日本のインバウンド回復状況はアジア各国と比較して順調? [コラムvol.493]
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日本のインバウンド回復状況はアジア各国と比較して順調? [コラムvol.493]

観光研究部 研究員 工藤 亜稀

はじめに 2022年10月、日本政府が個人旅行の受け入れや査証免除措置等を再開したことをきっかけに、日本を訪れる外国人旅行者数はその後大きな回復傾向を見せています。2023年1-3月期のデータを見ると、人数では2019年・・・

インバウンド市場における桜の魅力と活用方法を台湾・香港の訪日パッケージツアーから考える [コラムvol.490]
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インバウンド市場における桜の魅力と活用方法を台湾・香港の訪日パッケージツアーから考える [コラムvol.490]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

日本を代表する観光コンテンツ・桜 日中、暖かい日が続く今日この頃、桜の開花やお花見関連のニュースが増え、飲食店では桜をテーマにしたメニューが登場するなど、すっかり春の訪れを感じています。私だけではなく、多くの人が、桜の便・・・

観光地域づくりの新しい地平 [コラムvol.485]
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観光地域づくりの新しい地平 [コラムvol.485]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

ポスト・コロナで何を目指すのか 2023年は、2020年初頭から始まったCOVID-19によるダメージから回復していく年となっていくことだろう。100年前のスペイン風邪以来と言われた大規模な感染症被害から、ようやく国際社・・・

2023年に向けて“足もとからの再興を” [コラムvol.484]
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2023年に向けて“足もとからの再興を” [コラムvol.484]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

東京都庭園美術館にみる旅行マインドの高まり 当財団は公益事業の一環として「旅の図書館」を運営している。その図書館に、本年3月、ご縁があって「東京都庭園美術館」の方が相談に来られた。聞けば、「移動の自由を制限された2年あま・・・

コロナ禍が続く中でのMICEの状況と今後 [コラムvol.482]
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コロナ禍が続く中でのMICEの状況と今後 [コラムvol.482]

はじめに 新型コロナウイルスの感染が発生してから約3年が経過しようとしている。依然としてコロナ感染が拡大する時期が断続的に生じてはいるものの、2022年に入ってからは世の中の新型コロナに対する雰囲気も随分と変化してきてい・・・

コロナ禍で加速したキャンプブームは旅行市場を拡大させるか? [コラムvol.478]
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コロナ禍で加速したキャンプブームは旅行市場を拡大させるか? [コラムvol.478]

コロナ禍を経て「キャンプブーム」が加速しています。観光庁「旅行・観光消費動向調査」によると、2021年の国内宿泊観光・レクリエーション旅行におけるキャンプ場利用率は6.5%と、2020年から2.4ポイント増となりました。・・・

コロナ禍における旅行市場の変化3 [コラムvol.474]
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コロナ禍における旅行市場の変化3 [コラムvol.474]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

3年ぶりの外出制限のない夏休みを迎え、旅行市場は賑わいをみせています。一方で、新型コロナウイルス新規感染者は過去最多を更新、医療機関にも影響が出ており、油断できない状況が続いています。今回は、前回のコラムに続き、コロナ禍・・・

コロナ禍を経て変わった!?訪日外国人旅行者の旅行会社ニーズ [コラムvol.471]
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コロナ禍を経て変わった!?訪日外国人旅行者の旅行会社ニーズ [コラムvol.471]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

コロナ禍を経て変わる訪日旅行時のニーズ つい先日、訪日外国人旅行者の受入に向け、観光庁によって試験的に小規模ツアーが実施されることになり、海外からの旅行者が日本に到着しました。また、政府は6月から観光目的の外国人旅行者の・・・

ブレジャー旅行者の特性と地域における取組み [コラムvol.465]
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ブレジャー旅行者の特性と地域における取組み [コラムvol.465]

はじめに 新型コロナウイルスの感染拡大により、仕事と休暇を組み合わせた滞在型旅行が「新たな旅のスタイル」として位置付けられ、その推進のため様々な取り組みが展開されているが、この新たな旅のスタイルの一つに、出張等の機会を活・・・

小笠原諸島の11年間と今 ―独自調査とコロナ対策から [コラムvol.459]
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小笠原諸島の11年間と今 ―独自調査とコロナ対策から [コラムvol.459]

東京・竹芝から船で24時間、太平洋を南下し辿り着くのは、世界自然遺産の島、小笠原諸島です。 大陸と陸続きになったことがない海洋島であるため、独自の進化を遂げた固有種の植物や生物が生息しています。また、ボニンブルーと呼ばれ・・・

温泉withコロナのあり方とは?コロナ禍を経て見えた温泉の魅力とこれから [コラムvol.458]
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温泉withコロナのあり方とは?コロナ禍を経て見えた温泉の魅力とこれから [コラムvol.458]

新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の流行以前と比べて、人気が高まっているのが「温泉」です。当財団が実施している「JTBF旅行意識調査(2021年5~6月調査)」の結果によると、今後1~2年間に行ってみたい旅行タ・・・

コロナ禍における旅行市場の変化2 [コラムvol.456]
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コロナ禍における旅行市場の変化2 [コラムvol.456]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

観光庁「旅行・観光消費動向調査」によると、2020年の国内宿泊観光・レクリエーションにおける延べ旅行者数は9,183万人で、前年比46.5%減となりました。

ペット飼育世帯は旅行に行かない? [コラムvol.455]
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ペット飼育世帯は旅行に行かない? [コラムvol.455]

観光研究部 研究員 工藤 亜稀

はじめに 2020年に日本国内で犬を飼育している世帯は約680万世帯と言われており、これは全世帯の11.9%にのぼります(※1)。筆者も昨年から犬(ジャックラッセルテリア)を飼い始め、先日1歳の誕生日を家族で祝いました。・・・

「ラケット理論」の検証(インバウンド編) [コラムvol.454]
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「ラケット理論」の検証(インバウンド編) [コラムvol.454]

観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

背景 観光研究の分野では、観光地(デスティネーション)の範囲や大きさが、旅行者にどのように認知され、規定されるのかを表現する概念として、「ラケット理論」がよく知られています。これは、「出発地となる居住地(自宅)から観光対・・・

メガスポーツイベントによるインバウンド誘客の可能性 -幻となった東京2020大会観戦チケット付パッケージから考える- [コラムvol.452]
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メガスポーツイベントによるインバウンド誘客の可能性 -幻となった東京2020大会観戦チケット付パッケージから考える- [コラムvol.452]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

先日、東京2020オリンピック競技大会(以下、「東京2020大会」)が閉幕しました。新型コロナ感染対策の一環としてバブル方式が取り入れられたことにより、当財団オフィス(南青山)からわずか1.5km先で競技が行われていても・・・