コラム

研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。

コラム 2008年

今年1年を振り返って [コラムvol.63]

今年1年を振り返って [コラムvol.63]

■今回のテーマ 今年1年の観光の動きを概観し、10月に発足した観光庁への期待と、国、地方、民間の役割分担について考えてみます。 ■需要動向  2008年はアメリカのサブプライムローンに端を発した世界的な金融危機により、年・・・

“オンパク”から学もの [コラムvol.62]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

“オンパク”から学もの [コラムvol.62]

観光文化振興部 旅の図書館副館長/主任研究員 大隅 一志

<はじめに>  別府のまちづくり運動からはじまった「オンパク」は、現在、全国各地の温泉地・観光地へと広がりをみせています。着地型観光の一つのスタイルとしても注目されるオンパクについて、その意味を考えてみたいと思います。 ・・・

国内観光七不思議-日本の観光のなぜ?を考える [コラムvol.61]

国内観光七不思議-日本の観光のなぜ?を考える [コラムvol.61]

<はじめに>  日本の観光、観光地の現場には不思議なことや共通する課題が少なくありません。その典型は各種アンケート調査で明らかな日本人の温泉好き・・、にもかかわらず温泉地の現場は閑古鳥・・といったケースなどではないでしょ・・・

大きな観光、小さな観光 [コラムvol.60]

大きな観光、小さな観光 [コラムvol.60]

 「大きな観光、小さな観光」この言葉は、玉村豊男氏が「里山ビジネス」(集英社)で使っている言葉です。「大きな観光」とは非日常の体験を求めて何百万人も観光客が訪れる大きな観光地が対象であるのに対して、「小さな観光」とは日常・・・

記念日旅行のススメ~誰でも、いつでも [コラムvol.59]

記念日旅行のススメ~誰でも、いつでも [コラムvol.59]

 師走が近づき、これから年末年始絡みの行事が続く方も多いことでしょう。この時期は、毎年多くの人々が国内外へ旅行に出かけますが、年末年始に限らず何かの「節目」が、旅に出るきっかけとなることは多いと思います。そんな旅行を「記・・・

地方ローカル鉄道の利用促進と観光振興 [コラムvol.58]

地方ローカル鉄道の利用促進と観光振興 [コラムvol.58]

 ほとんどの地方ローカル鉄道は、JRの路線、その他民鉄・第三セクターの路線を問わず、少子高齢化と人口の都市集中により利用者が減少し、年々経営・運営状況が厳しくなっています。しかし、利用者を増やそうとさまざまな取り組みをし・・・

MICEマーケットにチャレンジ・・・北海道釧路市の場合 [コラムvol.57]

MICEマーケットにチャレンジ・・・北海道釧路市の場合 [コラムvol.57]

 MICE(マイス)、あまり一般的ではない言葉ですが、Meeting, Incentive/Inspection,Congress/Convention, Event/Exhibition/Expositionの頭文字を・・・

冬こそ、あたたかい北東北へ [コラムvol.56]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光資源

冬こそ、あたたかい北東北へ [コラムvol.56]

観光文化振興部長・旅の図書館長/主席研究員 吉澤 清良

 研究調査活動は当財団の中核的な機能のひとつで、30数名の研究員が観光文化振興基金を活用した自主研究活動に加えて、国や地方行政などからの委託調査に取り組んでいます。私も、1992年の入社以来、研究員として委託調査を中心に・・・

我が国スキー場の再生に外国人を活用できるか [コラムvol.55]
  • 観光政策・観光地経営

我が国スキー場の再生に外国人を活用できるか [コラムvol.55]

観光政策研究部長 主席研究員/博士(社会工学) 山田 雄一

◆スキーやボードは国際的に拡大が期待される市場 スキーやボードは国際的に拡大が期待される市場 すでに、我が国の観光地にとって「外国人観光客」の存在は、必要不可欠とはなっているが、90年代半ば以降、低迷が続いている我が国ス・・・

シティセールスの真の意味は? [コラムvol.54]
  • 観光政策・観光地経営

シティセールスの真の意味は? [コラムvol.54]

観光地域研究部 地域戦略室長/上席主任研究員 守屋 邦彦

 近年、「シティセールス」あるいは「シティプロモーション」という言葉を耳にするようになりました。言葉通りとらえれば「都市を売りだす」「都市を宣伝する」ということで、その都市の名前をいかに多くの人に知ってもらうか、いかに良・・・

旅行はストレス解消につながる? [コラムvol.53]
  • 観光と社会の潮流

旅行はストレス解消につながる? [コラムvol.53]

JTB総合研究所 コンサルティング事業部交流戦略部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

 長寿社会の到来とともに、「健康」に対する関心はますます高まっているように感じられます。これまでは「健康」といえば「体」のことを指していましたが、近年は「心」にも重点が置かれるようになってきました。社会経済の発展に伴う生・・・

地域らしい“食のいろどり”を考える [コラムvol.52]

地域らしい“食のいろどり”を考える [コラムvol.52]

 その土地のおいしいものを味わうことは、旅行の大きな楽しみです。観光地側でも”食”の魅力を向上させようとする取り組みが盛んですが、そもそも来訪者側は観光地の”食”に何を期待・・・

中山間地域の活性化(美咲町のたまごかけごはん) [コラムvol.51]
  • 観光資源
  • 観光政策・観光地経営

中山間地域の活性化(美咲町のたまごかけごはん) [コラムvol.51]

観光政策研究部 活性化推進室長/上席主任研究員 中野 文彦

 先日、岡山県久米郡商工会にて「観光をキーワードに売上アップ」と題した講演をさせていただきました。久米郡は美咲町、久米南町からなる岡山県の中心に位置します。岡山市と津山市に挟まれ、JR西日本の津山線が通る中山間地域で、棚・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その2) [コラムvol.50]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光資源

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その2) [コラムvol.50]

常務理事(観光文化振興担当)/観光地域研究部長/博士(農学) 寺崎 竜雄

Vol.32として掲載された同タイトル(その1)では、キャリング・キャパシティ(Carrying Capacity)とは、いわゆるオーバーユースによる観光資源の劣化をくい止めるためのデッドラインであるといいました。そして・・・

“観光客と地域住民との交流”の虚実 [コラムvol.48]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

“観光客と地域住民との交流”の虚実 [コラムvol.48]

理事(観光政策研究担当)/博士(観光科学) 塩谷 英生

 報告書などで良く目に付くフレーズに”観光客と地域住民との交流の促進”というものがあります。私は、以前からこうした言い回しに対してどこかしっくりしないものを感じていました。そこで言われている&#8・・・

『旅行好き』は旅行マーケットの救世主にならない?! [コラムvol.47]

『旅行好き』は旅行マーケットの救世主にならない?! [コラムvol.47]

要約  日本人の余暇活動全般でマーケットの裾野が縮小する一方、趣味・スポーツなど個々の活動ではリピーター層の占める比重が大きくなってきています。実は旅行もまた然り。旅行を旅行好きが行う趣味と捉えるなら他の余暇活動と同様の・・・

進化する”コト”消費 [コラムvol.46]

進化する”コト”消費 [コラムvol.46]

要旨  少子化で厳しい婚礼市場で勝ち抜けるワタベウェディング株式会社。その秘訣の一つは、式としてのイベントに込められた新郎・新婦の想いに全力で応えたこと。時代の価値観によって変化するウェディングをリードしてきたワタベから・・・

観光地域づくりを「鳥の目」で見つめ直す [コラムvol.45]
  • 観光政策・観光地経営

観光地域づくりを「鳥の目」で見つめ直す [コラムvol.45]

観光政策研究部 社会・マネジメント室長/上席主任研究員 菅野 正洋

■「Googleマップ」を利用すると見えてくること  最近では地図検索サービスを提供する数多くのウェブサイトがありますが、中でもよく利用されているサービスの一つが、「Googleマップ」だと思います。  このサービスでは・・・

滞在型観光への道程-泊食分離販売実験から- [コラムvol.44]

滞在型観光への道程-泊食分離販売実験から- [コラムvol.44]

要旨  2008年度観光白書によると国内旅行の平均泊数は2年連続で低下して2.47泊となった。国は観光圏構想などにより滞在数を伸ばす支援を続けているが、このような地域の魅力作りだけでなく、宿泊施設が泊食分離販売を推進して・・・

“旅のスタイル”を見直してみませんか? [コラムvol.43]
  • 観光と社会の潮流
  • 旅行者動向

“旅のスタイル”を見直してみませんか? [コラムvol.43]

観光文化振興部 旅の図書館副館長/主任研究員 大隅 一志

<はじめに>  最近、観光活動や観光産業の地球温暖化問題への影響が指摘されはじめるなか、おりしものガソリンの高騰も加わり、自家用車(マイカー)旅行にとっては逆風の時代といえます。確かにマイカーは魅力的な旅行手段の一つです・・・