研究員紹介・コラム

山田 雄一

観光が「輝く」社会をめざして [コラムvol.502]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

観光が「輝く」社会をめざして [コラムvol.502]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

2024年となりました。 元旦、能登半島で最大震度7の地震。翌日には、羽田空港で大きな事故が発生。新年早々、心を痛める出来事が続いています。 観光は2020年春から約3年、コロナ禍、パンデミックに翻弄されてきましたが、2・・・

観光地域づくりの新しい地平 [コラムvol.485]
  • 旅行者動向
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観光地域づくりの新しい地平 [コラムvol.485]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

ポスト・コロナで何を目指すのか 2023年は、2020年初頭から始まったCOVID-19によるダメージから回復していく年となっていくことだろう。100年前のスペイン風邪以来と言われた大規模な感染症被害から、ようやく国際社・・・

真摯な観光地域づくりによるブランディングへ [コラムvol.461]
  • 観光政策・観光地経営

真摯な観光地域づくりによるブランディングへ [コラムvol.461]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

振り回された2021年 ローラーコースターのような1年だった。2021年について、多くの観光関係者が持った感想なのではないだろうか。 2022年が観光にとって、どういう年となるかを見通すことは難しい。 コロナ禍について言・・・

日本観光のレジリエンス強化に向けて [コラムvol.437]
  • 観光政策・観光地経営
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日本観光のレジリエンス強化に向けて [コラムvol.437]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

不透明な先行き  2019年末、私は、本コラムで「令和時代の観光地域づくりに向けて」というタイトルにて、オリパラを迎える日本観光の発展に向け、観光産業クラスターの形成の必要性を指摘した。  その後、世界は、COVID-1・・・

令和時代の観光地域づくりに向けて [コラムvol.411]
  • 観光政策・観光地経営

令和時代の観光地域づくりに向けて [コラムvol.411]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

平成から令和へ  2019年は、元号が平成から令和へと変わる特別な年となった。  観光面では、2016年に成立していた特定複合観光施設区域整備法(IR整備法)にかかる政令が3月に閣議決定され、各地でIR誘致に向けての動き・・・

2019年を持続的な観光振興元年に [コラムvol.386]
  • 観光政策・観光地経営

2019年を持続的な観光振興元年に [コラムvol.386]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

各地で続く観光振興財源の確保  2019年1月7日。出国時1,000円が課税される国際観光旅客税(以下、出国税)がスタートする。年間430億円と見込まれる税収は、観光庁を主体に観光基盤の拡充、強化に使われる予定となってい・・・

ホスピタリティ産業の「競争ルール変更」 [コラムvol.347]
  • 観光政策・観光地経営

ホスピタリティ産業の「競争ルール変更」 [コラムvol.347]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

経済のサービス化が進む日本経済  日本経済は、1997年を境として低成長へと突入しているが、この10年(2007年から2016年)、雇用者数は4%、213万人増大している。これを、業種別にみてみると、建設業(10%・47・・・

スマホが作り出すマーケティングの潮流 [コラムvol.324]
  • 観光政策・観光地経営
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スマホが作り出すマーケティングの潮流 [コラムvol.324]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

高性能コンピューターとなったスマートフォン  2016年9月、Apple社からiPhone7が発表された。  インターネットが民間ベースに普及を始めた頃の最新CPU「Pentium II」に対し、iPhone7が搭載する・・・

観光振興と定住人口との関係 [コラムvol.215]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営

観光振興と定住人口との関係 [コラムvol.215]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

現実性を増す人口減少社会  ご存じの方も多いと思います(ネタとしては古い)が、国土交通省は2014年3月28日、「2050年を視野に入れた国土づくりに向けて ~新たな「国土のグランドデザイン」(骨子) 」というレポートを・・・

原因は一歩下がって俯瞰しないとわからない [コラムvol.192]
  • 旅行者動向
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原因は一歩下がって俯瞰しないとわからない [コラムvol.192]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

■冷蔵庫と中心市街地 突然ですが、皆さん、ご自宅の冷蔵庫の大きさってどれくらいですか? 以下の経産省の資料(図4、表3)によると、140L 以下は小型、141-300L は中型、301-400L は大型、401L以上を超・・・

「成功施設」では地域を救えない [コラムvol.170]
  • 観光政策・観光地経営

「成功施設」では地域を救えない [コラムvol.170]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

旭山動物園と言えば、近年の閉塞感のある観光業界において、大きなヒットを飛ばした施設として有名ですが、その旭山動物園は、昨年度、入場者数が16%減となり、200万人割れとなりました。 旭山動物園は、1997年度に30万人、・・・

全体は部分の総和に勝る(by アリストテレス) [コラムvol.144]
  • 観光政策・観光地経営

全体は部分の総和に勝る(by アリストテレス) [コラムvol.144]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

突然ですが、質問です。 東京ディズニーリゾートの魅力は何でしょう? シンボリックなシンデレラ城? いやぁ、あんなパースを効かせただけの張りぼて。実物の城郭には敵いませんね。 刺激的なアトラクション? いやぁ、もっとスリル・・・

引き込むのか押し出すのか [コラムvol.120]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

引き込むのか押し出すのか [コラムvol.120]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

 6月の下旬、iPhone4が発売になりました。 例によって、販売店は大混雑であったようですが、同日、人気恋愛ゲームの続編も発売になりました。 そのゲームソフトの名前は「ラブプラス+」。 http://gamez.itm・・・

オーランドで見た米国観光産業 [コラムvol.94]
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

オーランドで見た米国観光産業 [コラムvol.94]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

 私は、今、7ヶ月の予定で、米国フロリダ州オーランドの大学にて研究活動を行っている。このコラムが掲載される頃は、渡米から約3ヶ月が経ち、ほぼ、折り返し時期を迎えている頃である。  さて、今回は、この米国滞在を通じて感じた・・・

「持続する」ということ [コラムvol.76]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

「持続する」ということ [コラムvol.76]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

■25周年を迎えた東京ディズニーリゾート このコラムが掲載されるのは、2009年度であるが、終了した2008年度は、わが国の観光リゾートにおいて、少しばかり特別な年度であった。 それは、1つの時代を作ったリゾート施設が四・・・

我が国スキー場の再生に外国人を活用できるか [コラムvol.55]
  • 観光政策・観光地経営

我が国スキー場の再生に外国人を活用できるか [コラムvol.55]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

◆スキーやボードは国際的に拡大が期待される市場 スキーやボードは国際的に拡大が期待される市場 すでに、我が国の観光地にとって「外国人観光客」の存在は、必要不可欠とはなっているが、90年代半ば以降、低迷が続いている我が国ス・・・

観光計画をアートの世界から科学の世界へ [コラムvol.36]
  • 観光政策・観光地経営

観光計画をアートの世界から科学の世界へ [コラムvol.36]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

◆切れ味のある観光計画・ビジョンになっていますか? ネット上を徘徊していたところ、「でもしか観光」というキーワードに遭遇しました。 数十年前、社会一般に否定的な用語として流布した「でもしか教師」という言葉を彷彿をさせる言・・・

農耕型に転換する観光振興 [コラムvol.19]
  • 観光政策・観光地経営

農耕型に転換する観光振興 [コラムvol.19]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

◆農耕型に転換する観光振興  観光のとらえ方、定義には諸説あります。こうした観光定義の「多様性」は、観光に対する社会的認知が広がり、各所で注目されるようになった結果、多様な主体がそれぞれの立場や考え方から「観光」を考える・・・