研究員紹介・コラム

観光政策・観光地経営

「持続する」ということ [コラムvol.76]
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  • 観光と社会の潮流

「持続する」ということ [コラムvol.76]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

■25周年を迎えた東京ディズニーリゾート このコラムが掲載されるのは、2009年度であるが、終了した2008年度は、わが国の観光リゾートにおいて、少しばかり特別な年度であった。 それは、1つの時代を作ったリゾート施設が四・・・

中山間地域の活性化(村上市朝日地域・山北地域) [コラムvol.72]
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中山間地域の活性化(村上市朝日地域・山北地域) [コラムvol.72]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 先日ひょんなことから新潟県の最北に位置する村上市の朝日地域・山北地域の視察ツアーに参加することができました。朝日地域(旧朝日村)・山北地域(旧山北町)は2008年に村上市に合併した地域で、日本海の夕日や海産物、川を上る・・・

インターネット情報の氾濫と「外れ」リスク [コラムvol.69]
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インターネット情報の氾濫と「外れ」リスク [コラムvol.69]

 昨年末にオピニオンリーダー層へのグループインタビューで、「情報収集にどのくらい時間をかけるか」を聞いてみたのですが、インターネットを中心に何日もかけて調べる人も多いようです。インターネット情報が氾濫する中で「外れ」情報・・・

スポーツイベントを契機とした地域づくり [コラムvol.66]
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スポーツイベントを契機とした地域づくり [コラムvol.66]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

■マラソンイベントに参加して  昨年11月、職場の同僚数人とともに、山梨県の富士河口湖町で開催されたマラソンイベント(河口湖日刊スポーツマラソン、以下「河口湖マラソン」)に参加しました。  事前の準備も十分でなかったため・・・

“オンパク”から学もの [コラムvol.62]
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“オンパク”から学もの [コラムvol.62]

<はじめに>  別府のまちづくり運動からはじまった「オンパク」は、現在、全国各地の温泉地・観光地へと広がりをみせています。着地型観光の一つのスタイルとしても注目されるオンパクについて、その意味を考えてみたいと思います。 ・・・

我が国スキー場の再生に外国人を活用できるか [コラムvol.55]
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我が国スキー場の再生に外国人を活用できるか [コラムvol.55]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

◆スキーやボードは国際的に拡大が期待される市場 スキーやボードは国際的に拡大が期待される市場 すでに、我が国の観光地にとって「外国人観光客」の存在は、必要不可欠とはなっているが、90年代半ば以降、低迷が続いている我が国ス・・・

シティセールスの真の意味は? [コラムvol.54]
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シティセールスの真の意味は? [コラムvol.54]

 近年、「シティセールス」あるいは「シティプロモーション」という言葉を耳にするようになりました。言葉通りとらえれば「都市を売りだす」「都市を宣伝する」ということで、その都市の名前をいかに多くの人に知ってもらうか、いかに良・・・

中山間地域の活性化(美咲町のたまごかけごはん) [コラムvol.51]
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  • 観光資源

中山間地域の活性化(美咲町のたまごかけごはん) [コラムvol.51]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 先日、岡山県久米郡商工会にて「観光をキーワードに売上アップ」と題した講演をさせていただきました。久米郡は美咲町、久米南町からなる岡山県の中心に位置します。岡山市と津山市に挟まれ、JR西日本の津山線が通る中山間地域で、棚・・・

“観光客と地域住民との交流”の虚実 [コラムvol.48]
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“観光客と地域住民との交流”の虚実 [コラムvol.48]

 報告書などで良く目に付くフレーズに”観光客と地域住民との交流の促進”というものがあります。私は、以前からこうした言い回しに対してどこかしっくりしないものを感じていました。そこで言われている&#8・・・

観光地域づくりを「鳥の目」で見つめ直す [コラムvol.45]
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観光地域づくりを「鳥の目」で見つめ直す [コラムvol.45]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

■「Googleマップ」を利用すると見えてくること  最近では地図検索サービスを提供する数多くのウェブサイトがありますが、中でもよく利用されているサービスの一つが、「Googleマップ」だと思います。  このサービスでは・・・

コーディネーターの拘り、沖縄ならではの観光バリアフリーセミナーを [コラムvol.37]
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コーディネーターの拘り、沖縄ならではの観光バリアフリーセミナーを [コラムvol.37]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 前回、私が担当したコラムvol.20「観光地のバリアフリー」では、観光バリアフリー化に挑む沖縄県の取り組み(「沖縄県観光バリアフリー化推進事業*1」)について、その概要をご紹介いたしました。 今回は、事務局として当財団・・・

観光計画をアートの世界から科学の世界へ [コラムvol.36]
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観光計画をアートの世界から科学の世界へ [コラムvol.36]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

◆切れ味のある観光計画・ビジョンになっていますか? ネット上を徘徊していたところ、「でもしか観光」というキーワードに遭遇しました。 数十年前、社会一般に否定的な用語として流布した「でもしか教師」という言葉を彷彿をさせる言・・・

空港の集客機能強化による活性化の可能性 [コラムvol.35]
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空港の集客機能強化による活性化の可能性 [コラムvol.35]

観光研究部 上席主任研究員 牧野 博明

 航空機の離発着場である空港は、交通の結節点として重要な役割を担っています。従来は旅客や貨物の輸送という「交通機能」のみに重点が置かれてきましたが、近年は航空利用以外の人も訪れる「集客機能」としても注目が集まっています。・・・

中山間地域の観光振興(長野県木祖村の取り組みの紹介) [コラムvol.33]
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中山間地域の観光振興(長野県木祖村の取り組みの紹介) [コラムvol.33]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 全国の多くの地域が「観光振興」に取り組む中、中山間地域でも地域産業の衰退、少子高齢化、過疎化等を背景に、地域振興の柱として観光振興に取り組む地域が増えています。  こうした中山間地域にとって有効な観光振興策とはどのよう・・・

古民家活用への取り組みから考える農山漁村の再生に必要なもの [コラムvol.26]
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古民家活用への取り組みから考える農山漁村の再生に必要なもの [コラムvol.26]

<はじめに>  過疎化が進み、さらに平成の広域市町村合併によって「周辺化」が加速しつつある農山漁村地域の再生という課題に対し、観光・交流の面からどのように取り組めば良いのか。古民家再生への取り組み例から、この問題を考えて・・・

観光のバリアフリー [コラムvol.20]
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観光のバリアフリー [コラムvol.20]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 日本は世界にも類を見ない少子高齢・人口減少社会を迎えています。これからの観光地には、こうした市場の環境変化にも対応して、“バリアフリー”、“ユニバーサルデザイン”の観点から、ハード・ソフトの両面において高いレベルで、「・・・

農耕型に転換する観光振興 [コラムvol.19]
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農耕型に転換する観光振興 [コラムvol.19]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

◆農耕型に転換する観光振興  観光のとらえ方、定義には諸説あります。こうした観光定義の「多様性」は、観光に対する社会的認知が広がり、各所で注目されるようになった結果、多様な主体がそれぞれの立場や考え方から「観光」を考える・・・

産業観光と産業遺産(ヘリテージ) [コラムvol.18]
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産業観光と産業遺産(ヘリテージ) [コラムvol.18]

観光研究部 上席主任研究員 牧野 博明

近年、「産業観光」や「産業遺産(ヘリテージ)」という言葉が全国で脚光を浴びつつあり、このテーマの調査・研究にたずさわっている身としては大変喜ばしく感じています。従来の自然資源(山岳、河川、海浜など)や人文資源(社寺・仏閣・・・

日・台・韓・マレーシアのホームスティ・ホテル(民宿)事情 [コラムvol.16]
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日・台・韓・マレーシアのホームスティ・ホテル(民宿)事情 [コラムvol.16]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

筆者は2007年7月に約3週間、ハワイ大学のTIM(Travel Industry Management)スクール「Executive Development Institute for Tourism (EDIT)」に・・・

『海の暮らし風景』を大切にする村づくりに思う [コラムvol.7]
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『海の暮らし風景』を大切にする村づくりに思う [コラムvol.7]

要旨  抗しがたいライフスタイルの現代化の流れの中で、かつての美しい農山漁村風景は、次第に失われつつあります。岩手県三陸沿岸の小村・田野畑村の番屋景観保全への取り組みは、住民自らが農山漁村本来の魅力に気づき行動することの・・・