研究員紹介・コラム

観光と社会の潮流

ニュージーランドの森で考えた ~kiwiの国の実現力・改善力 [コラムvol.300]
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ニュージーランドの森で考えた ~kiwiの国の実現力・改善力 [コラムvol.300]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

 ニュージーランドの森にはサンドフライがいる。18世紀の探検家、ジェームズ・クックが「もっとも迷惑な生物」とその存在を日記に残した、その正体は小型のハエだ。蚊にも似ているが、異なるのは刺された後の痒さと持続性が蚊の比では・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑤ [コラムvol.296]
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まちづくりと観光事業の間にある壁⑤ [コラムvol.296]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 定着したと思える用語「観光まちづくり」を敢えて分けるのは、もう一度その間にある違いや観光まちづくりに取り組んできた各地域の現状と課題を踏まえて、今後の取り組みに向けた要点を整理することが重要だと考えるからです。  この・・・

旅行は“行ったことのないところに行く派”?“知っているところにもう一度行く派”?[コラムvol.295]
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旅行は“行ったことのないところに行く派”?“知っているところにもう一度行く派”?[コラムvol.295]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

行ったことのないところに行く派?知っているところにもう一度行く派?  みなさんは旅行先を選ぶときに、行ったことのないところに行く派ですか?それとも、知っているところにもう一度行く派ですか?もちろん、旅行目的や、誰と一緒に・・・

観光分野における我が国の国際貢献 [コラムvol.293]
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観光分野における我が国の国際貢献 [コラムvol.293]

観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

「遺産観光に関する国際会議」開催  さる2月24日(水)~26日(金)に国連世界観光機関(以下「UNWTO」)と観光庁の共催により奈良県で開催された「遺産観光に関する国際会議」に参加してきました。  会議では、我が国の重・・・

観光地での住民意識調査実施を通して感じたこと[コラムvol.290]
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観光地での住民意識調査実施を通して感じたこと[コラムvol.290]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

観光が地域への誇りを育む  当財団に就職してから、もうすぐ丸3年が経とうとしています。この3年間、地域の方々と一緒に地域の魅力探しを重ねてきました。その中では、地域の方が自分の地域の魅力を再発見し、地元の良さに改めて気づ・・・

2015年、印象に残った地域、人、そして“言葉” [コラムvol.285]
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2015年、印象に残った地域、人、そして“言葉” [コラムvol.285]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 私たち研究員は、仕事柄、多くの地域にお伺いします。観光魅力の高い地域や、素敵な人々に出会うと、ワクワクするものです。2015年も、多くの魅力的な地域や人との出会いがありました。  今回のコラムでは、昨年、特に印象に残っ・・・

「交流や生活文化体験」を求める観光客のための宿泊施設[コラムvol.277]
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「交流や生活文化体験」を求める観光客のための宿泊施設[コラムvol.277]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 急増する訪日外国人観光客を受け入れるための宿泊施設不足の解消等をねらい、大阪府や東京都大田区といった「国家戦略特別区域」にて、一定条件のもとでの旅館業法の適用除外を認め、いわゆる「民泊(個人宅宿泊)」開始に向けた取り組・・・

その観光地は生きているか [コラムvol.276]
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その観光地は生きているか [コラムvol.276]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

官能都市  自らの著作でも何でもないのだが、興味深い報告書に出会ったので紹介したい。「Sensuous City[官能都市]-身体で経験する都市;センシュアス・シティ・ランキング」※1。2015年9月、不動産・住宅情報サ・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁④ [コラムvol.272]
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まちづくりと観光事業の間にある壁④ [コラムvol.272]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムでは“公平・平等”、これを扱うこととしたいと思います。  「観光」をまちづくりの一手段として取り入れ、地域一体となって住民自らが「観光」に取り組むことで、地域社会には様々な効果が見られるようになりました。観・・・

旅行は“あちこち派”?“じっくり派”?[コラムvol.271]
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旅行は“あちこち派”?“じっくり派”?[コラムvol.271]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

あちこち巡る?じっくり浸る?  みなさんは旅行に行くとあちこち巡る派ですか?それともじっくり浸る派ですか?誰と行くか、どこに行くかによって異なる行動をする方もいらっしゃると思いますし、毎回あちこち派!毎回じっくり派!とい・・・

「地域愛」が雇用を守る?[コラムvol.269]
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「地域愛」が雇用を守る?[コラムvol.269]

観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

観光地経営の面からも雇用の維持は重要な問題  観光産業の中でも、人がサービスを提供することで成り立っている、いわゆる「ホスピタリティ産業」は、雇用の受け皿としても地域経済の中で重要な役割を担っています。  また、全国的な・・・

住民と「一泊住民」~渋温泉での滞在を通じて感じたこと~[コラムvol.266]
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住民と「一泊住民」~渋温泉での滞在を通じて感じたこと~[コラムvol.266]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

信州 渋温泉へ  今年の夏は友達と長野に行きました。  泊まったのは、志賀高原のふもとに位置する湯田中温泉郷のひとつ、渋温泉です。今から約1300年前に発見されたこの温泉は、江戸と信州善光寺とを結ぶ草津道の要衝にあり、地・・・

旅行に行きたくなるビジュアルとは[コラムvol.265]
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旅行に行きたくなるビジュアルとは[コラムvol.265]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

きれいな景色を見ると旅行に出かけたくなる!  夏休みに日常から離れ、旅行に出かけてリフレッシュされた方も多いのではないかと思います。「旅行に行きたい!」と思う瞬間は人や状況によってもさまざまですが、映像や写真を見て「こん・・・

「納涼」~季節を楽しむ暮らし文化[コラムvol.264]
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「納涼」~季節を楽しむ暮らし文化[コラムvol.264]

 ちょうど一年ほど前のコラムで、「日本の祭り」について紹介しましたが、再びこの季節にコラムを担当することになりました。時節柄、少しでも涼しげな話題を提供したく、今回は暑い日本らしい夏の楽しみ方「納涼」から、地域の暮らし文・・・

世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい![コラムvol.262]
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世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい![コラムvol.262]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

富士山‐信仰の対象と芸術の源泉  夏本番、富士山麓には、国内外から、美しく魅力的で壮大な雄姿の富士山を眺めに、また日本一の高さを誇る富士山に登りに、多くの観光客が訪れています。  日本の“象徴”富士山は、古来より人々の畏・・・

ロングトレイル・コラム02 ~「ビバルマン・トラック」を歩いて [コラムvol.261]
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ロングトレイル・コラム02 ~「ビバルマン・トラック」を歩いて [コラムvol.261]

観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕

 先日、環境省が、「国立公園における訪日外国人利用者数の推計結果」を公表しました *1 。  調査では、9割以上の人が自然豊かな場所を旅行先として選択したいと考えていることが示唆されており、今後、観光立国を実現していく上・・・

しまなみ海道における自転車旅行の推進に関する一考察[コラムvol.260]
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しまなみ海道における自転車旅行の推進に関する一考察[コラムvol.260]

JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

 最近、自転車が話題にのぼることが多くなっています。それは、本年6月1日に施行された改正道路交通法により、一時不停止や信号無視、酒酔い運転などの危険運転14項目に対する取締りが厳しくなったことが影響しています。道路渋滞の・・・

子育て世代の心をつかむ旅行とは[コラムvol.258]
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子育て世代の心をつかむ旅行とは[コラムvol.258]

公益社団法人 京都市観光協会 企画官(出向中) 福永 香織

 これまで出張やフィールドワークであちこちをかけまわり、ほとんど家にいない日々を送っていましたが、去年の8月に子どもを産んでからは、その生活も一変。家から出られない生活が数ヶ月続きました。しかし、少しずつ子どもも成長し、・・・

観光振興の担い手[コラムvol.256]
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観光振興の担い手[コラムvol.256]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

1.「観光振興の担い手」を考えよう  「地方創生」や「2020年オリンピック・パラリンピック」を踏まえ、全国各地で観光振興の計画づくり(以下、観光計画)が急ピッチで進められています。しかし、観光計画には決まった形はありま・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]
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まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムで最もお伝えしたいこと。  それは、観光を通じて地域の存続を図るのであれば、  「市場の先にある地域を見据えよ」  ということです。  観光に取り組む地域がこの10年で大幅に増えましたが、地域の置かれた状況・・・