研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。
観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕
近年、ロングトレイル[1]を特集する雑誌・書籍が増加しています。特設コーナーが設置してある書店も随所で見かけるようになりました。また、国(環境省)も、東日本大震災からの復興支援策として新たに「みちのく潮風トレイル」[2]・・・
理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一
現実性を増す人口減少社会 ご存じの方も多いと思います(ネタとしては古い)が、国土交通省は2014年3月28日、「2050年を視野に入れた国土づくりに向けて ~新たな「国土のグランドデザイン」(骨子) 」というレポートを・・・
JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明
●注目度が高まりつつある聖地観光 近年、「聖地」を訪れる観光に注目が集まっています。昨年は、20年に一度の「伊勢神宮式年遷宮」、60年に一度の「出雲大社 平成の大遷宮」、熱田神宮の創祠1900年、富士山の世界文化遺産登・・・
わざわざ野鳥を見るために日本を訪れる人たちがいます。このことをきっかけにして「わざわざ訪れる価値のある、地域に固有の魅力」ということについて考えてみました。 ■あなたは何をしに日本に来たのですか? 先日、地方の観光関・・・
公益社団法人 京都市観光協会 企画官(出向中) 福永 香織
私は学生の頃から地域の博物館や資料館の手伝い(資料整理)をする機会に恵まれてきました。博物館には様々な資料が展示されていますが、私が特に好きなのは、日本人が日常の暮らしの中で使ってきた民具です。しかし、当初は博物館でも・・・
■ はじめに 少子高齢化が顕著になりつつある日本。地方都市は人口減少が進み、東京の一極集中が激しくなっています。地方の観光地でも担い手不足・後継者不足は喫緊の課題で、観光地として存続するためには、「観光客に将来的にも来・・・
おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰
北米最大級のスノーリゾートであり、2010冬季オリンピック・パラリンピックの競技会場としても名高いカナダ・ウィスラーには、年間200万人を超える観光客が訪れています。そんな一大観光地であるウィスラーが環境共生型リゾートの・・・
■ロケ地と観光 映画やドラマ、アニメの舞台になった地域に観光客が増える現象は、現在にいたるまで多くの事例があります。ここ最近の日本では、特にアニメの効果が注目されており、「聖地巡礼」や「コンテンツツーリズム」ということ・・・
■現代アートフェスティバルブーム継続中 2000年代に入ってから日本国内で開催されるアートプロジェクトやアートフェスティバルが増加しています。近年では、毎年どこかで開催されるというアツイ状況が続いています。 2013・・・
■議論を具体化する観光指標 「観光立国日本」という目標が掲げられ、全国各地の自治体や様々な団体が観光振興に取り組んでいます。しかし、観光地が良好な状態を持続するためには、産業の振興や誘客の増大だけではなく、観光資源の保全・・・
観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子
■富士山で入山料徴収開始 昨年6月に世界文化遺産に登録された富士山において、入山料(正式名称は「富士山保全協力金」)を徴収することが正式決定となりました。徴収期間は夏の登山シーズン、対象者は五合目から山頂を目指す登山者、・・・
観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎
■はじめに-観光への期待と観光まちづくり- 地域活性化の手段として観光に対する期待は飛躍的に高まっています。特に、この10年「観光まちづくり」という言葉を目にする機会は格段に増えました。従来の「観光は観光事業者のもの」・・・
あけましておめでとうございます。 1912年に創業した当財団は一昨年に100周年を迎えました。そして1963年に株式会社日本交通公社(現JTB)を分離し、観光分野に特化した調査研究機関として活動を始めてから昨年でちょう・・・