観光研究部 上席主任研究員 牧野 博明
最近、自転車が話題にのぼることが多くなっています。それは、本年6月1日に施行された改正道路交通法により、一時不停止や信号無視、酒酔い運転などの危険運転14項目に対する取締りが厳しくなったことが影響しています。道路渋滞の・・・
沖縄事務所長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰
富士山が好きだ 思えば子供の頃から、富士山が好きでした。それは今も変わらず、毎朝、通勤電車の車窓から眺める先には富士山。その雄姿の見え方によって面白いほどその日のやる気に影響が出ています。 といった、ごく個人的な話か・・・
伊豆の国市に韮山城という戦国時代初期の城を早春に訪ねた。 歴史好きの方はよくご存知と思うが、此所は今川氏に身を寄せていた北条早雲が、権謀術数によって堀越公方を滅ぼし、伊豆国に独立を果たした後(1500年)に築いた根城・・・
旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋
地域のプロモーションビデオ ここ3~4年ほど、宮城県気仙沼市の唐桑地区に月1~2回の頻度でお邪魔しています。 唐桑地区は三陸復興国立公園内に位置し、リアス海岸と海岸段丘が一体となってつながる景観が特徴のゆるやかな起伏に・・・
文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海
はじめに みなさんは、自分が生まれ育った場所のことをどのくらい知っていますか?遠い旅行先のことを熱心に調べることはあっても、意外と自分の地元のことは知らないかもしれません。今回は、“地域を知り、地域の記憶をつなぐ”こと・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
2014年10月、温泉まちづくり研究会(以下、研究会)を、愛媛県松山市「道後温泉」にて開催した。2014年は、道後温泉の象徴「道後温泉本館」が改築120年の大還暦を迎えた年。記念事業「道後オンセナート2014」(201・・・
ことし最後の仕事は、1月発行予定の当財団機関誌『観光文化224号』の特集記事の執筆でした。特集のテーマは“地域発観光プログラムの流通・販売”。“地域が主体となって地域固有の観光資源(自然、歴史、産業、街並み、生活文化・・・
歴史文化観光の基礎研究に着手 先日、久しぶりに金沢城公園を訪れる機会がありました。 陽がすっかり傾いた頃でしたが、百間堀の長大な石垣と櫓に連なる白壁の美しさは、流石の加賀百万石を感じさせるものでした。 しかし城内を・・・
◆はじめまして 今回初めて研究員コラムを書かせていただくことになりました、入職2年目の観光文化研究部 研究員の門脇茉海と申します。 子どもの頃から、江戸時代の人々はどんなことを考え、どんなふうに世間を見つめながら日々・・・
観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね
◆はじめに 8月が終わろうとしている今、夏の旅行に出かけられた方も多いのではないでしょうか。なかには、以前訪れた土地を何年かぶりに訪れ、「前に来た時とはずいぶん雰囲気が変わったな」と感想を持たれた方も多いのではないかと・・・
この夏も、日本の各地で様々な祭りが催され、賑わいを見せています。地域コミュニティの基盤であり、人々の心のよりどころでもある祭り、とりわけ勇壮な祭りや地域性豊かな祭りは、観光資源としても高い価値を持っています。 一方で・・・
観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕
近年、ロングトレイル[1]を特集する雑誌・書籍が増加しています。特設コーナーが設置してある書店も随所で見かけるようになりました。また、国(環境省)も、東日本大震災からの復興支援策として新たに「みちのく潮風トレイル」[2]・・・
京都事務所長 兼 観光研究部 主任研究員 福永 香織
私は学生の頃から地域の博物館や資料館の手伝い(資料整理)をする機会に恵まれてきました。博物館には様々な資料が展示されていますが、私が特に好きなのは、日本人が日常の暮らしの中で使ってきた民具です。しかし、当初は博物館でも・・・
観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子
■富士山で入山料徴収開始 昨年6月に世界文化遺産に登録された富士山において、入山料(正式名称は「富士山保全協力金」)を徴収することが正式決定となりました。徴収期間は夏の登山シーズン、対象者は五合目から山頂を目指す登山者、・・・
あけましておめでとうございます。 1912年に創業した当財団は一昨年に100周年を迎えました。そして1963年に株式会社日本交通公社(現JTB)を分離し、観光分野に特化した調査研究機関として活動を始めてから昨年でちょう・・・
ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦
●9月上旬の尾瀬 9月上旬に尾瀬(尾瀬国立公園)を訪れる機会があった。尾瀬というと高山植物の宝庫、本州最大の湿原として有名であるが、訪れたのは高山植物のシーズンが終わって、紅葉が訪れるまでの端境の時期であった。そのこと・・・
観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子
先日台北出張の際に利用した成田空港は多くの外国人で混雑していました。まだ梅雨が明けていない時期にも関わらずこれだけの賑わいを見せていたのはやはり円安の影響でしょうか。円安の恩恵を受けてか旅行者の財布の紐も緩んでいるよう・・・
トレイル、フットパス、長距離自然歩道、歴史古道など、フィールドやテーマなどの違いによって呼び名は異なるものの、10キロから数十キロ、さらには数百キロに及ぶ長距離歩道が注目されつつあります。健康づくりやリフレッシュ、ある・・・
久しぶりのコラムです。今回も引き続き「キャリング・キャパシティ」をテーマにします。前作vol.115では、“キャリング・キャパシティは地域社会の関係者間の話し合いに基づいて決めるもの”とし、「地域社会(コミュニティ)を・・・
私が長年、観光振興に関わってきた岩手県陸中海岸の小村・田野畑村が、東日本大震災で被災してから8ヶ月近くが経過しました。観光復興に向けて歩み出した田野畑から、これからの三陸の観光復興を考えてみたいと思います。 ■ 『三陸・・・