コラム

研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。

新着コラム

観光振興の先に待ち受ける住宅不足 -観光部門としての向き合い方- [コラムvol.529]
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  • 観光と社会の潮流

観光振興の先に待ち受ける住宅不足 -観光部門としての向き合い方- [コラムvol.529]

観光研究部 副主任研究員 江﨑 貴昭

近年、国内のリゾート地で「住宅が手に入らない」という声が聞こえてきている。その背景には、観光需要の拡大と不動産市場の加熱がある。ニセコや白馬といった人気のリゾート地では、富裕層や外国人投資家による別荘購入、短期民泊向けの・・・

離島観光と「関係人口」:持続可能な地域社会のために [コラムvol.528]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

離島観光と「関係人口」:持続可能な地域社会のために [コラムvol.528]

観光研究部 研究員 岩野 温子

はじめに 日本が直面する人口減少と高齢化は、特に離島において急速に進み、その持続可能性は喫緊の課題となっています。集落機能の低下、担い手不足、医療・福祉サービスの脆弱化など、地域社会の維持は困難さを増し、交通手段の制約や・・・

百年先を見据え続ける道後温泉のまちづくり [コラムvol.527]
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  • 観光と社会の潮流
  • その他

百年先を見据え続ける道後温泉のまちづくり [コラムvol.527]

観光研究部 研究員 山本 奏音

はじめに 2024年7月、道後温泉本館は保存修理工事を経て約5年半ぶりに全館営業を再開した。保存修理工事中の宿泊者数を見ると、コロナの影響はあったものの工事自体の影響は最小限に抑えることができたと言える。そして工事が終了・・・