研究員紹介・コラム

観光と社会の潮流

旅行は“あちこち派”?“じっくり派”?[コラムvol.271]
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旅行は“あちこち派”?“じっくり派”?[コラムvol.271]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子

あちこち巡る?じっくり浸る?  みなさんは旅行に行くとあちこち巡る派ですか?それともじっくり浸る派ですか?誰と行くか、どこに行くかによって異なる行動をする方もいらっしゃると思いますし、毎回あちこち派!毎回じっくり派!とい・・・

「地域愛」が雇用を守る?[コラムvol.269]
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「地域愛」が雇用を守る?[コラムvol.269]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

観光地経営の面からも雇用の維持は重要な問題  観光産業の中でも、人がサービスを提供することで成り立っている、いわゆる「ホスピタリティ産業」は、雇用の受け皿としても地域経済の中で重要な役割を担っています。  また、全国的な・・・

住民と「一泊住民」~渋温泉での滞在を通じて感じたこと~[コラムvol.266]
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住民と「一泊住民」~渋温泉での滞在を通じて感じたこと~[コラムvol.266]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

信州 渋温泉へ  今年の夏は友達と長野に行きました。  泊まったのは、志賀高原のふもとに位置する湯田中温泉郷のひとつ、渋温泉です。今から約1300年前に発見されたこの温泉は、江戸と信州善光寺とを結ぶ草津道の要衝にあり、地・・・

旅行に行きたくなるビジュアルとは[コラムvol.265]
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旅行に行きたくなるビジュアルとは[コラムvol.265]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

きれいな景色を見ると旅行に出かけたくなる!  夏休みに日常から離れ、旅行に出かけてリフレッシュされた方も多いのではないかと思います。「旅行に行きたい!」と思う瞬間は人や状況によってもさまざまですが、映像や写真を見て「こん・・・

「納涼」~季節を楽しむ暮らし文化[コラムvol.264]
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「納涼」~季節を楽しむ暮らし文化[コラムvol.264]

 ちょうど一年ほど前のコラムで、「日本の祭り」について紹介しましたが、再びこの季節にコラムを担当することになりました。時節柄、少しでも涼しげな話題を提供したく、今回は暑い日本らしい夏の楽しみ方「納涼」から、地域の暮らし文・・・

世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい![コラムvol.262]
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世界遺産 富士山の魅力、その普遍的価値を伝えたい![コラムvol.262]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

富士山‐信仰の対象と芸術の源泉  夏本番、富士山麓には、国内外から、美しく魅力的で壮大な雄姿の富士山を眺めに、また日本一の高さを誇る富士山に登りに、多くの観光客が訪れています。  日本の“象徴”富士山は、古来より人々の畏・・・

ロングトレイル・コラム02 ~「ビバルマン・トラック」を歩いて [コラムvol.261]
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ロングトレイル・コラム02 ~「ビバルマン・トラック」を歩いて [コラムvol.261]

観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕

 先日、環境省が、「国立公園における訪日外国人利用者数の推計結果」を公表しました *1 。  調査では、9割以上の人が自然豊かな場所を旅行先として選択したいと考えていることが示唆されており、今後、観光立国を実現していく上・・・

しまなみ海道における自転車旅行の推進に関する一考察[コラムvol.260]
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しまなみ海道における自転車旅行の推進に関する一考察[コラムvol.260]

観光研究部 上席主任研究員 牧野 博明

 最近、自転車が話題にのぼることが多くなっています。それは、本年6月1日に施行された改正道路交通法により、一時不停止や信号無視、酒酔い運転などの危険運転14項目に対する取締りが厳しくなったことが影響しています。道路渋滞の・・・

子育て世代の心をつかむ旅行とは[コラムvol.258]
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子育て世代の心をつかむ旅行とは[コラムvol.258]

京都事務所長 兼 観光研究部 主任研究員 福永 香織

 これまで出張やフィールドワークであちこちをかけまわり、ほとんど家にいない日々を送っていましたが、去年の8月に子どもを産んでからは、その生活も一変。家から出られない生活が数ヶ月続きました。しかし、少しずつ子どもも成長し、・・・

観光振興の担い手[コラムvol.256]
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観光振興の担い手[コラムvol.256]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

1.「観光振興の担い手」を考えよう  「地方創生」や「2020年オリンピック・パラリンピック」を踏まえ、全国各地で観光振興の計画づくり(以下、観光計画)が急ピッチで進められています。しかし、観光計画には決まった形はありま・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]
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まちづくりと観光事業の間にある壁③ [コラムvol.251]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 今回のコラムで最もお伝えしたいこと。  それは、観光を通じて地域の存続を図るのであれば、  「市場の先にある地域を見据えよ」  ということです。  観光に取り組む地域がこの10年で大幅に増えましたが、地域の置かれた状況・・・

朝ドラ効果の持続性 [コラムvol.250]
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朝ドラ効果の持続性 [コラムvol.250]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子

朝ドラを見ると旅行に行きたくなる?  NHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)「まれ」をご覧になっていますか?ドラマの内容はもちろん、能登の美しい里地・里山・里海の自然景観、その自然景観の中で育まれた独自の伝統文化や風習など・・・

地域の姿を「鳥の目」で発信する[コラムvol.248]
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地域の姿を「鳥の目」で発信する[コラムvol.248]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

地域のプロモーションビデオ  ここ3~4年ほど、宮城県気仙沼市の唐桑地区に月1~2回の頻度でお邪魔しています。 唐桑地区は三陸復興国立公園内に位置し、リアス海岸と海岸段丘が一体となってつながる景観が特徴のゆるやかな起伏に・・・

地域の記憶をつなぐ [コラムvol.245]
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地域の記憶をつなぐ [コラムvol.245]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

はじめに  みなさんは、自分が生まれ育った場所のことをどのくらい知っていますか?遠い旅行先のことを熱心に調べることはあっても、意外と自分の地元のことは知らないかもしれません。今回は、“地域を知り、地域の記憶をつなぐ”こと・・・

観光プランナーに必要な「地域へのまなざし」 [コラムvol.243]
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観光プランナーに必要な「地域へのまなざし」 [コラムvol.243]

はじめに  多くの旅行者にとって、日常に似た旅先の風景からは何も感じませんが、自分の日常とかけ離れた風景や異文化との出会いは大きな感動につながります。イギリスの社会学者ジョン・アーリはこの理由を観光者の「まなざし」の違い・・・

位置情報データと観光の最新動向 [コラムvol.242]
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位置情報データと観光の最新動向 [コラムvol.242]

観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子

位置情報データを活用したゲーム「Ingress(イングレス)」  みなさんは「Ingress(イングレス)」というゲームをご存知ですか?  IngressはGPSの位置情報を活用したスマートフォンのゲームです。  ゲーム・・・

ことし一年を締めくくるにあたり [コラムvol.236]
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ことし一年を締めくくるにあたり [コラムvol.236]

  ことし最後の仕事は、1月発行予定の当財団機関誌『観光文化224号』の特集記事の執筆でした。特集のテーマは“地域発観光プログラムの流通・販売”。“地域が主体となって地域固有の観光資源(自然、歴史、産業、街並み、生活文化・・・

指標研究最前線 ~ヨーロッパの動向~ [コラムvol.232]
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指標研究最前線 ~ヨーロッパの動向~ [コラムvol.232]

沖縄事務所長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

 私たちJTBFでは、国内観光地への持続可能性指標の導入に向けた研究を進めています。その中から前回のコラムでは、カナダのリゾート地・ウィスラーでの取り組み事例を紹介しましたが、今回は単体の観光地ではなく複数の観光地で一斉・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁② [コラムvol.227]
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まちづくりと観光事業の間にある壁② [コラムvol.227]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 さて、今回のテーマは「“住民が担い手となる観光”の地域における位置づけと事業面での配慮」です。住民が観光の担い手としてガイド役をつとめ、直接観光客に接し交流する。そうした観光がここ10年の間で大きく全国に広がりました。・・・

利用者モニタリングの重要性 [コラムvol.226]
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利用者モニタリングの重要性 [コラムvol.226]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子

■健康診断の重要性  先日、健康診断を受けました。その際、医師から「例えば、健康診断の結果、ある問題のありそうな症状があったとします。しかし、それはここ数ヶ月で急に発生した現象なのか、それとも昨年から同じ状況なのかで解釈・・・