研究員紹介・コラム

観光と社会の潮流

中国を訪れて感じたこと [コラムvol.74]
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中国を訪れて感じたこと [コラムvol.74]

JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

 仕事の関係で、昨年末から今年初めにかけて、中国(北京、上海、香港)を訪れました。北京-上海間は直線距離で1,500km以上、上海-香港間も1,200km以上離れているため、気候条件はもちろんのこと、生活・文化の違いも明・・・

中山間地域の活性化(村上市朝日地域・山北地域) [コラムvol.72]
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中山間地域の活性化(村上市朝日地域・山北地域) [コラムvol.72]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 先日ひょんなことから新潟県の最北に位置する村上市の朝日地域・山北地域の視察ツアーに参加することができました。朝日地域(旧朝日村)・山北地域(旧山北町)は2008年に村上市に合併した地域で、日本海の夕日や海産物、川を上る・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その3) [コラムvol.71]
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「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その3) [コラムvol.71]

 前作のVol.50では、キャリング・キャパシティ(Carrying Capacity)には、観光利用が資源にもたらすダメージをもとに適正人数を考える生態的収容力(Ecological Carrying Capacity・・・

“オンパク”から学もの [コラムvol.62]
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“オンパク”から学もの [コラムvol.62]

<はじめに>  別府のまちづくり運動からはじまった「オンパク」は、現在、全国各地の温泉地・観光地へと広がりをみせています。着地型観光の一つのスタイルとしても注目されるオンパクについて、その意味を考えてみたいと思います。 ・・・

冬こそ、あたたかい北東北へ [コラムvol.56]
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冬こそ、あたたかい北東北へ [コラムvol.56]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 研究調査活動は当財団の中核的な機能のひとつで、30数名の研究員が観光文化振興基金を活用した自主研究活動に加えて、国や地方行政などからの委託調査に取り組んでいます。私も、1992年の入社以来、研究員として委託調査を中心に・・・

旅行はストレス解消につながる? [コラムvol.53]
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旅行はストレス解消につながる? [コラムvol.53]

JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

 長寿社会の到来とともに、「健康」に対する関心はますます高まっているように感じられます。これまでは「健康」といえば「体」のことを指していましたが、近年は「心」にも重点が置かれるようになってきました。社会経済の発展に伴う生・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その2) [コラムvol.50]
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「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その2) [コラムvol.50]

Vol.32として掲載された同タイトル(その1)では、キャリング・キャパシティ(Carrying Capacity)とは、いわゆるオーバーユースによる観光資源の劣化をくい止めるためのデッドラインであるといいました。そして・・・

“観光客と地域住民との交流”の虚実 [コラムvol.48]
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“観光客と地域住民との交流”の虚実 [コラムvol.48]

 報告書などで良く目に付くフレーズに”観光客と地域住民との交流の促進”というものがあります。私は、以前からこうした言い回しに対してどこかしっくりしないものを感じていました。そこで言われている&#8・・・

“旅のスタイル”を見直してみませんか? [コラムvol.43]
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“旅のスタイル”を見直してみませんか? [コラムvol.43]

<はじめに>  最近、観光活動や観光産業の地球温暖化問題への影響が指摘されはじめるなか、おりしものガソリンの高騰も加わり、自家用車(マイカー)旅行にとっては逆風の時代といえます。確かにマイカーは魅力的な旅行手段の一つです・・・

コーディネーターの拘り、沖縄ならではの観光バリアフリーセミナーを [コラムvol.37]
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コーディネーターの拘り、沖縄ならではの観光バリアフリーセミナーを [コラムvol.37]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 前回、私が担当したコラムvol.20「観光地のバリアフリー」では、観光バリアフリー化に挑む沖縄県の取り組み(「沖縄県観光バリアフリー化推進事業*1」)について、その概要をご紹介いたしました。 今回は、事務局として当財団・・・

中山間地域の観光振興(長野県木祖村の取り組みの紹介) [コラムvol.33]
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中山間地域の観光振興(長野県木祖村の取り組みの紹介) [コラムvol.33]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

 全国の多くの地域が「観光振興」に取り組む中、中山間地域でも地域産業の衰退、少子高齢化、過疎化等を背景に、地域振興の柱として観光振興に取り組む地域が増えています。  こうした中山間地域にとって有効な観光振興策とはどのよう・・・

「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その1) [コラムvol.32]
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「キャリング・キャパシティ」は算出できるのか(その1) [コラムvol.32]

過剰な観光利用から自然資源をまもるために観光利用者数を制限しよう。それでは、いったい何人の利用までならば資源への影響をくい止められるのだろうか。そのデッドラインとなる人数、いわゆる環境収容力(Carrying Capac・・・

地球温暖化の観光産業への影響について [コラムvol.30]
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地球温暖化の観光産業への影響について [コラムvol.30]

 日本においても地球温暖化問題への関心が少しずつ高まっているように思います。地球温暖化は観光産業にどのような影響をもたらすのでしょうか。 ■地球温暖化問題への関心の高まり  地球温暖化問題が日本人の中に本格的に浸透し始め・・・

古民家活用への取り組みから考える農山漁村の再生に必要なもの [コラムvol.26]
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古民家活用への取り組みから考える農山漁村の再生に必要なもの [コラムvol.26]

<はじめに>  過疎化が進み、さらに平成の広域市町村合併によって「周辺化」が加速しつつある農山漁村地域の再生という課題に対し、観光・交流の面からどのように取り組めば良いのか。古民家再生への取り組み例から、この問題を考えて・・・

観光のバリアフリー [コラムvol.20]
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観光のバリアフリー [コラムvol.20]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

 日本は世界にも類を見ない少子高齢・人口減少社会を迎えています。これからの観光地には、こうした市場の環境変化にも対応して、“バリアフリー”、“ユニバーサルデザイン”の観点から、ハード・ソフトの両面において高いレベルで、「・・・

産業観光と産業遺産(ヘリテージ) [コラムvol.18]
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産業観光と産業遺産(ヘリテージ) [コラムvol.18]

JTB総合研究所 コーポレート共創部 主任研究員(出向中) 牧野 博明

近年、「産業観光」や「産業遺産(ヘリテージ)」という言葉が全国で脚光を浴びつつあり、このテーマの調査・研究にたずさわっている身としては大変喜ばしく感じています。従来の自然資源(山岳、河川、海浜など)や人文資源(社寺・仏閣・・・

「観光地の品格」について考えてみませんか [コラムvol.15]
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「観光地の品格」について考えてみませんか [コラムvol.15]

印象に残った旅先のことをふりかえってみると、そこで暮らしている人たちのことが思い出されることがよくあります。彼らの何気ない生活の一場面にふれて、気高さを感じたことはありませんか。 ■印象に残った旅  思い出を語ることが主・・・

『海の暮らし風景』を大切にする村づくりに思う [コラムvol.7]
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『海の暮らし風景』を大切にする村づくりに思う [コラムvol.7]

要旨  抗しがたいライフスタイルの現代化の流れの中で、かつての美しい農山漁村風景は、次第に失われつつあります。岩手県三陸沿岸の小村・田野畑村の番屋景観保全への取り組みは、住民自らが農山漁村本来の魅力に気づき行動することの・・・