コラム

研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。

コラム一覧

シェアサイクルで街をめぐる [コラムvol.350]
  • 観光経済
  • 観光と社会の潮流

シェアサイクルで街をめぐる [コラムvol.350]

 世の流れは「所有」から「共有」へと変化していますが、まさにその便利さを実感したのがシェアサイクルです。たまたま自宅の近くにシェアサイクルのポート(貸出・返却ができる場所)があるのを知ったのがきっかけで利用するようになっ・・・

観光まちづくりの現場で使える10の「時短」ツール [コラムvol.349]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

観光まちづくりの現場で使える10の「時短」ツール [コラムvol.349]

観光研究部 主任研究員 吉谷地 裕

 昨今、「時短家電」が流行しています。  食洗機や、乾燥機付洗濯機、フードプロセッサなどは家事の手間を大幅に減らしてくれます。我が家も某メーカーのロボット掃除機を購入し、掃除がずいぶん楽になりました。忙しい共働き家庭や子・・・

地域の実践者から得る示唆と大いなる刺激 [コラムvol.348]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

地域の実践者から得る示唆と大いなる刺激 [コラムvol.348]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

秋ノ宮温泉郷の現状と地域力ワークスやまもりの取組  過疎化や高齢化が顕著な農山村においても、旅行者の価値観の変化などを背景に、農山村の風景や農業、田舎の暮らしそのものを活かした取り組みが、さらに進展しつつある。当財団機関・・・

ホスピタリティ産業の「競争ルール変更」 [コラムvol.347]
  • 観光政策・観光地経営

ホスピタリティ産業の「競争ルール変更」 [コラムvol.347]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

経済のサービス化が進む日本経済  日本経済は、1997年を境として低成長へと突入しているが、この10年(2007年から2016年)、雇用者数は4%、213万人増大している。これを、業種別にみてみると、建設業(10%・47・・・

台湾南部(高雄、墾丁、屏東)を訪れて [コラムvol.346]
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

台湾南部(高雄、墾丁、屏東)を訪れて [コラムvol.346]

 先月、台湾の南部エリアを訪れる機会があった。訪問の主たる目的は、高雄の国立台湾応用科技大学にて開催された「台日地方観光論壇」において、「日本における観光による地方創生の現状」と題した発表をするためであった(同論壇の概要・・・

「命」を考える観光 ~山口県長門市におけるテーマ観光の可能性~ [コラムvol.345]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

「命」を考える観光 ~山口県長門市におけるテーマ観光の可能性~ [コラムvol.345]

観光研究部 上席主任研究員 牧野 博明

 本年1月に、山口県長門市を訪れる機会がありました。長門市といえば、最近では2016年12月15日(木)~16日(金)に日露首脳会談が行われたこと、そして2016年9月2日には「長門湯本温泉観光まちづくり計画」が発表され・・・

近代日本における旅行案内書の変遷  ~古書を活用した観光史研究から見えてくるもの~  [コラムvol.344]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

近代日本における旅行案内書の変遷  ~古書を活用した観光史研究から見えてくるもの~  [コラムvol.344]

京都事務所長 兼 観光研究部 主任研究員 福永 香織

 2016年10月に移転・リニューアルした旅の図書館は、新たなコンセプトを「観光の研究や実務に役立つ図書館」としています。特徴として、「独自の図書分類の構築と専門性・希少性の高い蔵書の公開」「知見やネットワークを共有する・・・

JTBFの持続可能性指標に係る取り組み [コラムvol.343]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

JTBFの持続可能性指標に係る取り組み [コラムvol.343]

沖縄事務所長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

持続可能な観光国際年  今年2017年は、国連の定める「持続可能な観光国際年(International Year of Sustainable Tourism for Development)」となっています。国連によ・・・

インバウンドにおけるクチコミ発信の現状 [コラムvol.342]

インバウンドにおけるクチコミ発信の現状 [コラムvol.342]

 昨年の秋から冬にかけて、「観光文化234号」(今月発行)の特集記事執筆のために、インバウンドと地域経済活性化という話題に関連した取り組みを行っている企業や団体を取材してきました。訪日外国人旅行者のお客さんが増えたきっか・・・

旅立ちの日を前に [コラムvol.341]

旅立ちの日を前に [コラムvol.341]

 我らが「旅の図書館」では、観光文化231号で特集した「旅心を誘う、旅の本のレジェンド30選」のコーナーを期間限定で設置している。書棚には、レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』、沢木耕太郎『深夜特急』、藤原新也『印度放浪』、・・・

高まる自動運転へのニーズ [コラムvol.340]
  • 観光経済
  • 観光と社会の潮流

高まる自動運転へのニーズ [コラムvol.340]

自動運転車に試乗して  先日、「自動運転車の観光振興への利活用に関する研究会」のメンバーでもある群馬大学の小木津先生を訪れた際に、自動運転車の後部座席に試乗させていただいた。  車両自体には一般的な乗用車が使われているが・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑦ -「観光は双方向である」 [コラムvol.339]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑦ -「観光は双方向である」 [コラムvol.339]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 我が国の将来を考えた時、地域における観光が様々な意味で重要であるのは、多くの人が納得するところかと思います。地域住民が足元にある資源を磨いて観光振興に活かしていく。また、地域経済の活性化の視点から、外からの観光客の来訪・・・

自国の観光資源への評価は甘い?厳しい? [コラムvol.338]
  • 観光資源
  • その他

自国の観光資源への評価は甘い?厳しい? [コラムvol.338]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員/博士(社会工学) 五木田 玲子

Novi Sadを訪れて  少し前の話になりますが、昨夏、学会に参加するためにセルビアを訪れました。学会開催地はセルビア第二の都市であるNovi Sad。第二の都市とはいえ、時間がゆったりと流れていて、とてものどかな印象・・・

増える一人旅の背景とこれから [コラムvol.337]

増える一人旅の背景とこれから [コラムvol.337]

ニーズに応えて商品も増加  一人旅に関する研究論文やコラムを執筆してきた縁で、これまでも新聞社等から取材を受ける機会があったが、ここへきて再び問い合わせが増えている。一人参加を積極的に歓迎するパッケージ商品が目立つように・・・

フィリピンの観光政策と観光研究 [コラムvol.336]
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

フィリピンの観光政策と観光研究 [コラムvol.336]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部 上席主任研究員 菅野 正洋

 1月27日(金)に当財団で実施しているアジアの観光研究に関する自主事業の一環として、「フィリピンの観光政策と観光研究に関する勉強会」を開催しました。  当日はフィリピン大学のDr. Edieser De La Sant・・・

民泊の実態を把握する ~OECDグローバル観光統計フォーラムから~ [コラムvol.335]

民泊の実態を把握する ~OECDグローバル観光統計フォーラムから~ [コラムvol.335]

観光研究部 副主任研究員 川村 竜之介

シェアリングエコノミーを測る  昨年11月、イタリア・ベネチアで開催された、OECD主催のグローバル観光統計フォーラムに参加してきました。このフォーラムは2年に一度開催される国際会議で、各国から観光統計に携わる専門家が参・・・

外国人の訪日旅行頻度はどのくらい? [コラムvol.334]

外国人の訪日旅行頻度はどのくらい? [コラムvol.334]

訪日外客数はなぜ急増した?訪日旅行頻度に着目  2014年以降の訪日外客数の伸びは目を見張るものがあります。人口規模が圧倒的に多く、かつ海外旅行市場の成長期にあった中国の伸びはまだ理解できます。しかし、韓国や台湾、香港と・・・

“不便な”旅のおもしろさ [コラムvol.333]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

“不便な”旅のおもしろさ [コラムvol.333]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

旅行といえばバス  いまだに運転免許証を持っていない私の場合、旅行中の移動手段は公共交通機関に限られます。特に、まちなかの移動となると、路線バスに乗ることが多くなります。バスに乗るためには、観光協会や交通会社のHPにアク・・・

訪日団体旅行客は日本のどこで何をしているのか? ―「JTBF訪日旅行商品調査」の結果から― [コラムvol.332]
  • 旅行者動向

訪日団体旅行客は日本のどこで何をしているのか? ―「JTBF訪日旅行商品調査」の結果から― [コラムvol.332]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

確実に存在感を増す外国人旅行者の存在  近年、訪日外国人旅行者数は好調に推移し続け、先日の観光庁の発表によると、2016年は過去最高となる2,404万人を記録しました。2,000万人と言われてもピンときませんが、以前に比・・・

理想の専門図書館像を追い求めて [コラムvol.331]
  • 観光と社会の潮流
  • その他

理想の専門図書館像を追い求めて [コラムvol.331]

 「旅の図書館」は昨年10月3日にリニューアル開館し、約3ヶ月が経過しました。この機会に、約3年にわたる図書館リニューアルの背景とその取り組みの歩みを簡単に振り返ってみたいと思います。 “テーマのある旅を応援する図書館”・・・