研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。
当財団が運営する「旅の図書館」は、公益事業の一環として観光文化の振興を願い、1978年10月に開設され、どなたでも無料でご利用いただけます。ご利用いただける資料には、国内・海外の観光や文化に関する図書、雑誌、ガイドブッ・・・
観光研究部 上席主任研究員 相澤 美穂子
当財団では1998年から毎年1回、全国規模のアンケート調査として「旅行者動向調査」を行っています。そして、調査結果に基づいて過去1年間の国内旅行マーケットの動向をまとめたレポートである『旅行者動向』を1999年以降、毎・・・
近年、海外の出版社から、様々な旅の楽しみ方を提案する旅行ガイドがいくつも出版されています。 日本語に翻訳されたものとしては、日経ナショナル・ジオグラフィック社発行の『いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500』・・・
立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良
今年の梅雨は、活発な梅雨前線の影響で、九州北部から中国、近畿地方にかけて断続的に激しい雨が降り続き、各地で河川の氾濫や土石流の被害が相次ぎました。体育館や公民館に避難する多くの方々がテレビに映る度に、何ともいたたまれな・・・
理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一
6月の下旬、iPhone4が発売になりました。 例によって、販売店は大混雑であったようですが、同日、人気恋愛ゲームの続編も発売になりました。 そのゲームソフトの名前は「ラブプラス+」。 http://gamez.itm・・・
観光庁ではインバウンド旅行者の数を将来的に3,000万人にする「訪日外国人3000万人プログラム」の一環として今年をMICE振興の年「JAPAN MICE YEAR」と位置づけ、各種取り組みを強力に推進していくこととし・・・
観光研究部 上席主任研究員 牧野 博明
国をあげてのインバウンド振興策が進められています。その概要及び課題については、研究員コラムvol.102「訪日外国人旅行者数のさらなる拡大のために」(有馬)に詳細に記述されていますので、そちらをご参照いただければと思い・・・
東京スカイツリー(以下、スカイツリーと略記)の建設が順調に進んでいるようです。直線距離で5kmほど離れた当財団の窓からも、ビル群の隙間を縫うようにして建設中の頂部を望めるようになりました。今回はスカイツリーをめぐって考・・・
ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦
最近、「スポーツ」分野から見た観光、すなわち「スポーツ・ツーリズム」に関わる研究者の方々と親しく意見を交わす機会が多くあります。これまで私自身は「スポーツ・ツーリズム」と聞いても多様な観光分野(エコツーリズムやグリーン・・・
前々作vol.71に”キャリング・キャパシティは関係者間の話し合いに基づいて決めるもの”と書きました。今回は、その決定過程となりうる「地域社会(コミュニティ)を基盤とした地域資源の管理運営手法」・・・
地方財政緊縮の煽りを受けて多くの自治体で観光予算の縮小が続いています。しかし、地方の課税自主権が強化されるには時間がかかるでしょうし、安定的な財源確保のために観光税や協力金等の導入を検討する自治体が今後増えていくでしょ・・・
要約 思いがけないことが一生の思い出になることがあるように、旅もまた、思いがけないことで思い出に残る旅になることがある。旅は心でするもの。自由でしなやかな心を持って旅立ちたいものである。 本文 思いがけないことが一生・・・
「美味しく創るのは簡単です。決まった組み合わせはわかっています。でも私は完成手前で味を一つ引いたりします」。ここは山形県鶴岡市、全国から食通が押し寄せて予約がとりにくくて有名な、レストラン「アル・ケッチァーノ」。 オ・・・
旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋
■観光地で割と見かけるこんな場面 突然ですが、皆さんは以下のような場面について、何をお感じになりますでしょうか。 ・・・とある有名観光地への出張の際の出来事。現地についてから、観光案内所で観光案内のパンフレットを物色し・・・
■日常の通勤風景 私は毎日、電車通勤をしています。仕事と子育てに追い回される身にとって、通勤時間は自分のためだけに使えるつかの間の貴重な時間。以前はこの時間に小説やマンガ雑誌を読んでいましたが、最近ではiPhone(ア・・・
最近、興味深い、というより危惧しているのは、「仮想空間」を楽しむ傾向が子供達の間に高まっていることです。バーチャルの世界で次々起こる出来事に前向きに立ち向かう子供の姿。そこでの体験は、実際の力になるのでしょうか?一方、・・・
働く人々が心身をリフレッシュするためには、まとまった休暇を計画的に取得することが重要です。また、観光地においては交通混雑の緩和や施設経営上、旅行需要の平準化が求められています。そのためにはオフシーズン期の魅力にも光を当・・・
要旨 21世紀になり、はや10年が過ぎようとしています。 「21世紀は観光の時代だ」といって無邪気に喜んでスタートしましたが、この10年の間には、9.11、SARS、リーマンショックをはじめいろいろなことが起こり、観光・・・
◆要旨 この2年間は我が国のあらゆる産業が変化への対応を突きつけられた年でした。そして、2008年の対応が対処療法である雇用調整中心であったのに対して、2009年は提携やM&A等、事業体の再編成まで含めた抜本的な対応が・・・
<はじめに> 札幌から函館本線に乗り、銭函を過ぎると鉛色の日本海が広がります。冬の小樽に向かう旅情をそそる瞬間ではないでしょうか。久し振りに訪れた小樽は残念ながら大雨。今や年間750万人が来訪する国際観光地に変貌した北・・・