研究員紹介・コラム

観光政策・観光地経営

まちづくりと観光事業の間にある壁⑫-本来の価値と本当に大切なもの [コラムvol.440]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

まちづくりと観光事業の間にある壁⑫-本来の価値と本当に大切なもの [コラムvol.440]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 新型コロナ感染症の影響が続いたこの一年。急激な環境変化の中で、いかに観光産業の存続を図るか。ニューノーマルな時代の観光を模索し、各地で新たなカタチが具体的に提案された一年でもあった。それは、単に今一時を凌ぐということに・・・

日本観光のレジリエンス強化に向けて [コラムvol.437]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

日本観光のレジリエンス強化に向けて [コラムvol.437]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

不透明な先行き  2019年末、私は、本コラムで「令和時代の観光地域づくりに向けて」というタイトルにて、オリパラを迎える日本観光の発展に向け、観光産業クラスターの形成の必要性を指摘した。  その後、世界は、COVID-1・・・

Go Toトラベルキャンペーンの効果と実施期間延長への期待 [コラムvol.436]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光経済

Go Toトラベルキャンペーンの効果と実施期間延長への期待 [コラムvol.436]

 長いようにも感じ、また短かくも感じたこの2020年が暮れようとしている。  武漢発の新型コロナウイルスがもたらした我が国旅行市場への影響は、甚大かつ長期にわたっている。新規感染者数は拡大と収束を繰り返して、今は第3波の・・・

訪日インバウンド市場の再開に向けて ―コロナ禍でも高い訪日意向を維持するために今発地でできることとは―[Vol.431]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

訪日インバウンド市場の再開に向けて ―コロナ禍でも高い訪日意向を維持するために今発地でできることとは―[Vol.431]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

 2020年に入り、私たちの生活は新型コロナウイルスの世界的流行により一変しました。半年以上の時間をかけ、私たちは新型コロナウイルス以前には戻れないこと、新型コロナウイルスとともに別の道を歩んでいく必要があることを理解し・・・

コロナ禍における博物館・美術館の動向[Vol.430]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

コロナ禍における博物館・美術館の動向[Vol.430]

観光研究部 研究員 磯貝 友希

新型コロナウイルスの感染拡大は、「三密」になりやすく感染リスクが高い屋内集客施設の運営に大きな影響を与えている。博物館・美術館も例外ではなく、東京・京都・奈良・九州の国立博物館4館等公立ミュージアムを始めとして、本年2月・・・

Withコロナ期におけるマーケティング:「低リスク旅行者」を特定する[Vol.429]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

Withコロナ期におけるマーケティング:「低リスク旅行者」を特定する[Vol.429]

 観光地におけるリスク管理は長年のテーマであり、特に自然災害の多い日本においては、そうした脅威とどのように向き合っていくかは、多くの観光地で課題でした。学術研究においても、旅行者が「外部の脅威」をどのように捉えて行動する・・・

MICEの今後[Vol.426]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

MICEの今後[Vol.426]

はじめに  新型コロナウイルスの感染拡大の状況やその対応は、数日~1週間というレベルで次々に変化しており、まだまだ先が見通せない状況であるが、その影響を大きく受けている分野の1つとして各種のミーティングやイベント、いわゆ・・・

ワーケーションの定着に必要な地域の取り組みとは[Vol.425]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

ワーケーションの定着に必要な地域の取り組みとは[Vol.425]

京都事務所長 兼 観光研究部 主任研究員 福永 香織

 昨年7月、当財団では、主に業務を目的とした旅行に休暇を組み合わせる〝ブリージャー(Bleisure)〞や、休暇を目的とした旅行に業務を組み合わせる〝ワーケーション(Workation)〞を中心としたビジネストラベルの現・・・

ゲストのためのガイドライン 「できる人 / できない人」の二元論を超えて[Vol.424]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

ゲストのためのガイドライン 「できる人 / できない人」の二元論を超えて[Vol.424]

公益社団法人 京都市観光協会 職員(出向中) 那須 將

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、当財団においても年度当初から順次、在宅勤務への移行がなされた。日々の余剰カロリー消費を自転車通勤によって自動引き落とし的に達成してきた筆者は、新たな環境の下で「自主的かつ日常的な運・・・

新型コロナウイルスに負けない観光地の取り組みを考える[Vol.421]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

新型コロナウイルスに負けない観光地の取り組みを考える[Vol.421]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

観光地ができることは?  「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が出されて約1か月が経ちます。現在でも様々な業種への休業要請や外出自粛の中で、観光地においても営業を制限せざるを得ない状況が続いています。こうした状況にお・・・

まちづくりと観光事業の間にある壁⑪-‟本命の観光客”は誰か-[Vol.420]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

まちづくりと観光事業の間にある壁⑪-‟本命の観光客”は誰か-[Vol.420]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

 新型コロナウイルス感染症による世界的規模での急激な変化を誰が予想できただろうか。昨年度は、国際観光旅行市場の予測を超える成長とオーバーツーリズム(過剰観光)が世界的な話題になっていたが、その対応方策を国内外で共有し、検・・・

宿泊税の支払い意思を高める一つの視点 [コラムvol.417]
  • その他
  • 観光政策・観光地経営

宿泊税の支払い意思を高める一つの視点 [コラムvol.417]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

ザンクト・ガレン(スイス)の公共交通機関乗り放題カード  2019年の9月末から10月初旬にかけて、スイスとイタリアに1週間ほど出張した際、スイス東部にある地方都市ザンクト・ガレン(St.Gallen)に宿泊する機会があ・・・

初の海外ひとり旅ー海外現地ツアーを利用してー [コラムvol.414]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • その他

初の海外ひとり旅ー海外現地ツアーを利用してー [コラムvol.414]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

初の海外ひとり旅へ  昨年末、久しぶりにまとまった休みの取れた私は、ふと“海外に一人で行ってみよう”と思い立ちました。海外ひとり旅はこれが初めてです。今までの海外旅行は、出張だったり、家族や友達と一緒だったので、海外くら・・・

東京2020大会のその先へ―オリンピック・パラリンピックを契機としたインバウンド振興― [コラムvol.413]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流
  • その他

東京2020大会のその先へ―オリンピック・パラリンピックを契機としたインバウンド振興― [コラムvol.413]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

東京2020大会がいよいよやってくる!  新年を迎え、今年はいよいよ東京にオリンピック・パラリンピックがやってきます。メディアでは連日オリンピック関連の報道がされ、街中を歩いていてもオリンピック・パラリンピック関係の文字・・・

令和時代の観光地域づくりに向けて [コラムvol.411]
  • 観光政策・観光地経営

令和時代の観光地域づくりに向けて [コラムvol.411]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

平成から令和へ  2019年は、元号が平成から令和へと変わる特別な年となった。  観光面では、2016年に成立していた特定複合観光施設区域整備法(IR整備法)にかかる政令が3月に閣議決定され、各地でIR誘致に向けての動き・・・

「環境に配慮した行動」を促すために [コラムvol.407]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

「環境に配慮した行動」を促すために [コラムvol.407]

 近年、観光産業において、環境への関心がかつてないほど高まっています。従前から、エコツーリズムのような形で環境と観光を組み合わせたものは存在していましたが、近年は一歩踏み込んで、どのようにして観光産業全般から生じる環境へ・・・

海外旅行の経験からインバウンド対応を考えると [コラムvol.404]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流
  • その他

海外旅行の経験からインバウンド対応を考えると [コラムvol.404]

はじめに  9月に入り、徐々に夏の雰囲気が薄れてきている感じがしますが、皆さんはこの夏どこかに旅行に出かけたでしょうか。私はこの夏、数年ぶりにプライベートで海外旅行に出かけました。  日ごろ仕事として、日本を訪れる外国人・・・

地域としての強みにつながるデジタルアーカイブとは [コラムvol.403]
  • 観光と社会の潮流
  • その他
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

地域としての強みにつながるデジタルアーカイブとは [コラムvol.403]

京都事務所長 兼 観光研究部 主任研究員 福永 香織

はじめに  地域のまちづくりや観光地としてのあり方を考えていく上では、地域がどのような歴史を歩んできたのか、先人がどういったことを考えて何を形づくってきたのかをふりかえることはとても重要なプロセスになります。  私たちは・・・

インバウンドが感じる「わかりづらさ」とは何か? [コラムvol.402]
  • 旅行者動向
  • 観光政策・観光地経営

インバウンドが感じる「わかりづらさ」とは何か? [コラムvol.402]

公益社団法人 京都市観光協会 職員(出向中) 那須 將

 2017年07月から2018年06月にかけて、(公財)日本交通公社は東京都台東区谷中の「澤の屋旅館」との共同研究により、同旅館に宿泊したFITの日本国内における動態について調査を行った。FIT(Foreign Inde・・・

「稼げる地域づくり」に向けたDMOの役割 [コラムvol.401]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光経済

「稼げる地域づくり」に向けたDMOの役割 [コラムvol.401]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

2016年2月に観光地づくり法人(以下、DMO)の登録が開始されてから3年が経過しました。 全国的な取り組みとして拡大を続けるDMOですが、最近の取り組み等から今後の展開について考えてみたいと思います。 あらためて、DM・・・