研究員紹介・コラム

観光政策・観光地経営

「将来市場」を育てるという視点 [コラムvol.524]
  • 観光政策・観光地経営

「将来市場」を育てるという視点 [コラムvol.524]

観光研究部 副主任研究員 小坂 典子

北米スキーリゾートから学ぶ「将来市場」を育てる設計 2025年2月下旬から3月上旬にかけて、北米・コロラド州のスキーリゾートを訪れました。2回目の訪問となった今回は、前回とは異なる視点で多くの気づきを得ることができました・・・

タロイモ畑のほとりで [コラムvol.523]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

タロイモ畑のほとりで [コラムvol.523]

沖縄事務所長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

タロイモ畑のほとりで 2025年1月、自身にとって7度目のハワイ訪問の機会を得た。 今回、ハワイで進められている「マラマ・ハワイ(Mālama Hawai’i)」の取り組みをテーマに、ハワイ州観光局(HTA)・・・

市場志向の力点-まちづくりと観光事業⑰ [コラムvol.522]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

市場志向の力点-まちづくりと観光事業⑰ [コラムvol.522]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

住民の暮らしや環境と観光利用との調和が問われ、誘導と規制を効果的に組み合わせて対策を検討することが求められる場面が多くなっている。そのような現代だからこそ、市場や顧客に正面から向き合い、ニーズに応える具体的なアクションが・・・

AI時代に筆を作る意味とは? ~奈良の筆屋の取組から伝統工芸の未来を考える~ [コラムvol.521]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

AI時代に筆を作る意味とは? ~奈良の筆屋の取組から伝統工芸の未来を考える~ [コラムvol.521]

観光研究部 主任研究員 後藤 伸一

私は、いつ筆を使ったのか? 最近、ペンを使わなくなってきました。普段使いで筆をまったく使いません。多くの方が私と同様に、パソコンやスマホを使うようになり、文字を書くことが減ったのではないでしょうか。文字を書き残すために発・・・

観光政策を「戦略」フェーズへ [コラムvol.520]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

観光政策を「戦略」フェーズへ [コラムvol.520]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

宿泊税議論 再び 私が年末年始の本コラムを担当するようになったのは2019年の年始コラムからである。 振り返れば、2019年という年は、新型コロナのパンデミック前の1年間であり、観光に関わる様々な事象が「過去最高」と言わ・・・

観光振興に必要なマーケティング・デジタル人材の要件を考える [コラムvol.515]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光経済

観光振興に必要なマーケティング・デジタル人材の要件を考える [コラムvol.515]

観光研究部 主任研究員 蛯澤 俊典

観光振興の旗振り役として、日本に300以上のDMO/観光地域づくり法人がありますが、そのDMOにおいて、今、マーケティング×デジタル人材が特に必要とされています。 今年になり、観光庁では「観光地域づくり法人の機能強化に関・・・

「自律的」な観光振興とは何かを考える-欧州の「観光事業者税」をケースに- [コラムvol.514]
  • 観光政策・観光地経営
  • その他

「自律的」な観光振興とは何かを考える-欧州の「観光事業者税」をケースに- [コラムvol.514]

観光研究部 副主任研究員 江﨑 貴昭

全国各地で、宿泊税を中心とした観光財源の検討が進んでいます。通常、観光財源の検討にあたっては、観光財源確保のメニューをいくつか提示・検討したうえで、地域内で議論し、選択していくことになります。 このような地域内での議論の・・・

草津温泉 ―多くの人を惹きつけ続けるまちづくり [コラムvol.511]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

草津温泉 ―多くの人を惹きつけ続けるまちづくり [コラムvol.511]

観光研究部 研究員 山本 奏音

草津温泉は、今勢いのある温泉地の一つと言えるだろう。2023年には過去最高の来訪者数を記録し、また観光経済新聞社主催「にっぽんの温泉100選」では21年連続1位を獲得している。実際にまちなかを見渡しても、浴衣を着てそぞろ・・・

グリーン・クレームとツーリズムをめぐる動き [コラムvol.508]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

グリーン・クレームとツーリズムをめぐる動き [コラムvol.508]

沖縄事務所長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

「飛行機は持続可能」は誤解? 2024年4月、欧州消費者機構(BEUC)の警告を受け、欧州委員会(EC)およびEU消費者当局(CPCネットワーク)は、航空会社20社に対して、誤解を招く可能性のある環境表示の内容を特定した・・・

観光と歴史文化遺産は対立するものか? [コラムvol.507]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

観光と歴史文化遺産は対立するものか? [コラムvol.507]

観光研究部 主任研究員 後藤 伸一

■地域活性化のために、観光誘客のために協力してほしい 観光のチカラで地域を元気にしたい、今、日本全国で観光を活用した地域の活性化事業が盛んにおこなわれています。私はこれまで自治体やDMO、また観光関連事業者の皆様から多く・・・

地域のブレンド力を磨く―まちづくりと観光事業⑯ [コラムvol.506]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

地域のブレンド力を磨く―まちづくりと観光事業⑯ [コラムvol.506]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

世界観光機関(UN Tourism)によると、2023年の国際観光客到着数は、強力な繰越需要に支えられ、パンデミック前のレベルの88%に回復。2024年にはパンデミック前の水準に完全に回復すると予想されており、2019年・・・

スイスにおけるDMOの構造改革の取り組み [コラムvol.503]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光経済

スイスにおけるDMOの構造改革の取り組み [コラムvol.503]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

1.はじめに 我が国の観光地域づくりの舵取り役として期待される観光地域づくり法人(DMO)は、その活動対象とする区域の大きさに応じて「広域連携DMO」、「地域連携DMO」、「地域DMO」の3つに区分されている点が特徴です・・・

宿泊税の使途を考える第一歩 -何に使わないべきか?- [コラムvol.499]
  • 観光政策・観光地経営

宿泊税の使途を考える第一歩 -何に使わないべきか?- [コラムvol.499]

観光研究部 副主任研究員 江﨑 貴昭

昨年度頃から、全国各地で、「宿泊税や訪問税の導入による観光財源確保を検討」といったニュースが相次ぐようになりました。もとより宿泊税等の導入を検討していた地域がCOVID-19を経て検討を再開した地域もあれば、新たに導入の・・・

地域ならではのサステナビリティの見せ方 [コラムvol.497]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

地域ならではのサステナビリティの見せ方 [コラムvol.497]

観光研究部 研究員 山本 奏音

コロナ禍が明けた今、サステナブルであることは旅行先として選んでもらう上で大切な条件となりつつあります。では、地域がサステナブルな取組をしているということを、どのように観光客に伝えればよいのでしょうか。 例えば太陽光発電を・・・

観光の量と質への意識-まちづくりと観光事業⑮ [コラムvol.495]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

観光の量と質への意識-まちづくりと観光事業⑮ [コラムvol.495]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

今回のコラムでは「観光の量と質」について、まちづくりの視点からコロナ前も含めて回視しつつ、今後の観光のあり方に関する幾つかの視点を提示しておきたい。 「観光の量と質」に関しては、一般的に、観光客の数を量として、観光客の満・・・

観光の「エコ認証」の実効性を高めるには [コラムvol.492]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光経済

観光の「エコ認証」の実効性を高めるには [コラムvol.492]

旅の図書館 副館長 兼 観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

1.旅行者の「サステナブル」さに対する意識変化 本稿は2023年5月8日に執筆していますが、ちょうど本日は新型コロナウイルス感染症(COVID19)の感染症法上の位置づけが、それまでの2類から季節性インフルエンザ等と同等・・・

アメニティ持参は「あたりまえ」となるか? [コラムvol.489]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

アメニティ持参は「あたりまえ」となるか? [コラムvol.489]

観光研究部 副主任研究員 江﨑 貴昭

2022年4月にはプラスチック資源循環促進法(プラ新法)が施行され、国内の大手ホテルチェーン等において、「無料アメニティ廃止」について実践されるようになりました。 筆者は長野県白馬村において、小規模宿泊事業者が主導し、地・・・

ドイツ・デンマークのサステナブルな交通 [コラムvol.487]
  • その他
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

ドイツ・デンマークのサステナブルな交通 [コラムvol.487]

観光研究部 研究員 山本 奏音

2022年9月末から10月上旬にかけて、Sustainable Tourismの視察のためドイツとデンマークを訪問しました。DMOやホテルがどのように持続可能な観光・地域づくりに向き合っているのか様々なお話をうかがいまし・・・

サステナブルの国のDMO [コラムvol.481]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

サステナブルの国のDMO [コラムvol.481]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

2022年9月下旬から10月上旬にかけて、視察でデンマークを訪れる機会がありました。サステナブル面で世界トップクラスの評価を得ているデンマークですが、人魚姫の像、チボリ公園といった有名観光スポット以外は、あまり知られてい・・・

サステナブルツーリズムフレームワーク [コラムvol.480]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

サステナブルツーリズムフレームワーク [コラムvol.480]

沖縄事務所長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

サステナブルツーリズムが、改めて大きな注目を集めている。しかし、その概念は幅広く、さまざまな立場・視点から語られ、その全体像が見えづらくなっていないだろうか。本稿では、サステナブルツーリズムをめぐる視点を整理し、全体像を・・・