コラム

研究員が調査研究活動や普段の生活の中で感じたことを、ホットな雑感として綴っています。

コラム一覧

地域の自然資源管理と利用者参加の仕組み~登山道整備に参加して~ [コラムvol.486]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

地域の自然資源管理と利用者参加の仕組み~登山道整備に参加して~ [コラムvol.486]

コラムvol.467で、中部山岳国立公園で行われている「北アルプストレイルプログラム」に触れながら、山岳利用における責任ある観光行動、登山者ができることを考えました。「北アルプストレイルプログラム」では、登山道維持協力金・・・

観光地域づくりの新しい地平 [コラムvol.485]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

観光地域づくりの新しい地平 [コラムvol.485]

理事/観光研究部長/旅の図書館長/博士(社会工学) 山田 雄一

ポスト・コロナで何を目指すのか 2023年は、2020年初頭から始まったCOVID-19によるダメージから回復していく年となっていくことだろう。100年前のスペイン風邪以来と言われた大規模な感染症被害から、ようやく国際社・・・

2023年に向けて“足もとからの再興を” [コラムvol.484]
  • 観光と社会の潮流
  • 旅行者動向

2023年に向けて“足もとからの再興を” [コラムvol.484]

立命館アジア太平洋大学 サステイナビリティ観光学部 教授(特別招聘教員)(出向中) 吉澤 清良

東京都庭園美術館にみる旅行マインドの高まり 当財団は公益事業の一環として「旅の図書館」を運営している。その図書館に、本年3月、ご縁があって「東京都庭園美術館」の方が相談に来られた。聞けば、「移動の自由を制限された2年あま・・・

そこは景色か、目的地か。つくば霞ヶ浦りんりんロード走行記 [コラムvol.483]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

そこは景色か、目的地か。つくば霞ヶ浦りんりんロード走行記 [コラムvol.483]

観光研究部 副主任研究員 那須 將

11月初旬、茨城県の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を、自転車を持参して訪問した。 つくば霞ヶ浦りんりんロードは、JR岩瀬駅からJR土浦駅、さらに霞ヶ浦西浦の湖岸全周と、その東端からJR潮来駅・水郷潮来バスターミナルまでを・・・

コロナ禍が続く中でのMICEの状況と今後 [コラムvol.482]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

コロナ禍が続く中でのMICEの状況と今後 [コラムvol.482]

はじめに 新型コロナウイルスの感染が発生してから約3年が経過しようとしている。依然としてコロナ感染が拡大する時期が断続的に生じてはいるものの、2022年に入ってからは世の中の新型コロナに対する雰囲気も随分と変化してきてい・・・

サステナブルの国のDMO [コラムvol.481]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

サステナブルの国のDMO [コラムvol.481]

ニセコ町商工観光課 ((株)ニセコリゾート観光協会事務局長)(出向中) 中野 文彦

2022年9月下旬から10月上旬にかけて、視察でデンマークを訪れる機会がありました。サステナブル面で世界トップクラスの評価を得ているデンマークですが、人魚姫の像、チボリ公園といった有名観光スポット以外は、あまり知られてい・・・

サステナブルツーリズムフレームワーク [コラムvol.480]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光と社会の潮流

サステナブルツーリズムフレームワーク [コラムvol.480]

おきなわサステナラボ長 兼 観光研究部(環境計画領域) 上席主任研究員 中島 泰

サステナブルツーリズムが、改めて大きな注目を集めている。しかし、その概念は幅広く、さまざまな立場・視点から語られ、その全体像が見えづらくなっていないだろうか。本稿では、サステナブルツーリズムをめぐる視点を整理し、全体像を・・・

2年9か月ぶりの韓国へ ーコロナ禍を経た変化ー [コラムvol.479]
  • 観光と社会の潮流
  • その他

2年9か月ぶりの韓国へ ーコロナ禍を経た変化ー [コラムvol.479]

世界保健機関が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言してから、約2年9か月が経ちました。日本史の教科書でしか見たことのなかった「鎖国」が実際に自分の生きてい・・・

コロナ禍で加速したキャンプブームは旅行市場を拡大させるか? [コラムvol.478]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

コロナ禍で加速したキャンプブームは旅行市場を拡大させるか? [コラムvol.478]

コロナ禍を経て「キャンプブーム」が加速しています。観光庁「旅行・観光消費動向調査」によると、2021年の国内宿泊観光・レクリエーション旅行におけるキャンプ場利用率は6.5%と、2020年から2.4ポイント増となりました。・・・

「観光都市ではない」(1961)の真意-まちづくりと観光事業⑭ [コラムvol.477]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光資源

「観光都市ではない」(1961)の真意-まちづくりと観光事業⑭ [コラムvol.477]

観光研究部 主任研究員 後藤 健太郎

インバウンドも視野に入れた観光需要の回復に期待が寄せられる中、オーバーツーリズム再燃を懸念する声が時折り聞かれる。新型コロナウイルス感染症の影響により問題現象は収まりを見せたものの、オーバーツーリズムのすべてが自助努力に・・・

コロナ禍3年目、祭りの復活に思うこと~東北6県の夏祭りに着目して~ [コラムvol.476]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

コロナ禍3年目、祭りの復活に思うこと~東北6県の夏祭りに着目して~ [コラムvol.476]

観光研究部 研究員 工藤 亜稀

はじめに 皆さんは、8月と言えば何を思い浮かべるでしょうか。東北・岩手出身の私は、「お祭り!」が真っ先に思い浮かびます。青森のねぶた祭、岩手のさんさ踊り、秋田の竿燈まつり、宮城の七夕まつり、山形の花笠まつり、福島のわらじ・・・

地域に稼いでもらうためにDMOができることは? [コラムvol.475]
  • 観光政策・観光地経営

地域に稼いでもらうためにDMOができることは? [コラムvol.475]

観光研究部 副主任研究員 江﨑 貴昭

コロナ禍は体験商品の造成に強力な支援がある時代 2020年1月以降から今日までの約2年半は、新型コロナウイルスの流行により、全国の観光地は誘客に大きな影響が出た期間となりました。一方で、この期間においては、政府の経済対策・・・

コロナ禍における旅行市場の変化3 [コラムvol.474]
  • 旅行者動向
  • 観光と社会の潮流

コロナ禍における旅行市場の変化3 [コラムvol.474]

観光研究部(市場調査領域) 上席主任研究員 五木田 玲子

3年ぶりの外出制限のない夏休みを迎え、旅行市場は賑わいをみせています。一方で、新型コロナウイルス新規感染者は過去最多を更新、医療機関にも影響が出ており、油断できない状況が続いています。今回は、前回のコラムに続き、コロナ禍・・・

国際的な往来の開放に影響する要因とは? [コラムvol.473]
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

国際的な往来の開放に影響する要因とは? [コラムvol.473]

観光研究部(地域マネジメント領域) 上席主任研究員 菅野 正洋

1.はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的にまん延したことで、観光が前提としている人の移動・接触、交流は大きな制限を受け、我が国のインバウンドを含む観光全般の活動も停滞を余儀なくされました。 その・・・

かながわPayで横浜旅行 [コラムvol.472]
  • 観光政策・観光地経営
  • 観光経済
  • 観光と社会の潮流

かながわPayで横浜旅行 [コラムvol.472]

文化庁 文化資源活用課 活用推進係長(出向中) 門脇 茉海

2年半ぶりの1泊2日旅行 2019年12月の台湾旅行以来、コロナ禍にあってしばらく旅行から遠ざかっていましたが、先日、およそ2年半ぶりに地元・横浜へ1泊2日の近場旅行に出かけました。 宿泊先は横浜を代表する老舗ホテル・ホ・・・

コロナ禍を経て変わった!?訪日外国人旅行者の旅行会社ニーズ [コラムvol.471]
  • 旅行者動向
  • 観光経済

コロナ禍を経て変わった!?訪日外国人旅行者の旅行会社ニーズ [コラムvol.471]

観光研究部 上席主任研究員 柿島 あかね

コロナ禍を経て変わる訪日旅行時のニーズ つい先日、訪日外国人旅行者の受入に向け、観光庁によって試験的に小規模ツアーが実施されることになり、海外からの旅行者が日本に到着しました。また、政府は6月から観光目的の外国人旅行者の・・・

“やまなし歴史の道”の観光活用を目指して [コラムvol.470]
  • 観光資源
  • その他

“やまなし歴史の道”の観光活用を目指して [コラムvol.470]

観光研究部 研究員 磯貝 友希

世界遺産富士山、北岳、八ヶ岳などの雄大な景観や、温泉、ワイン、果樹などの特色ある観光資源に恵まれ、首都圏からのアクセスも容易な山梨県。コロナ禍においても、県が認証する「やまなしグリーン・ゾーン認証」など感染症対策への取組・・・

スキー・スノーボードライト層がスキー場に求めるもの-マウンテンリゾート研究会 アンケート調査結果より- [コラムvol.469]
  • 観光経済
  • 観光と社会の潮流
  • 観光政策・観光地経営

スキー・スノーボードライト層がスキー場に求めるもの-マウンテンリゾート研究会 アンケート調査結果より- [コラムvol.469]

観光研究部 研究員 工藤 亜稀

当財団では、2019年度よりスキーリゾート研究会(現・マウンテンリゾート研究会)を設立し、主にスキー場事業者やスキー場が立地する自治体等を会員とし、セミナーの開催や市場調査等の研究会活動を行っています。 2021年度は、・・・

Wildlife Tourismと野生動物観光 – 国内における実践の事例 [コラムvol.468]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流
  • その他

Wildlife Tourismと野生動物観光 – 国内における実践の事例 [コラムvol.468]

観光研究部 副主任研究員 那須 將

本コラムは全2回のうちの2回目である。 前稿では新たな旅行形態の一つとなっているWildlife Tourismについて、国際的な概況と潮流を整理した上で、そこにどのような観光者のまなざしが注がれているのかを論じた。その・・・

山岳利用における「責任ある観光」~北アルプストレイルプログラムより~ [コラムvol.467]
  • 観光資源
  • 観光と社会の潮流

山岳利用における「責任ある観光」~北アルプストレイルプログラムより~ [コラムvol.467]

昨年(2021年)秋、長野県と岐阜県にまたがる北アルプス南部地域で実施された「北アルプストレイルプログラム(利用者参加制度)」に関わる機会がありました。今回は、その機会を通じて考えた、山岳利用と「責任ある観光」、登山者が・・・